米油(こめ油)は体に悪い?発がん性の噂やメリット・デメリットを徹底検証

「こめ油は体に悪いの?」
「発がん性物質が含まれているって本当?」
こめ油に関するネガティブな情報を知って、調理に使うのをためらっていませんか?
結論からお伝えすると、こめ油は適量を守って、正しく選べば体に悪い油ではありません。むしろ、コレステロール値を低下させたり高い抗酸化力があったりと、健康にいい油です。
この記事では、こめ油の抽出法に使われる化学物質や危険視されている理由について解説します。
家族の健康を守るために、良質なこめ油の選び方も紹介するので、どの油を使えば良いのかお悩みの方はぜひ参考にしてください。
こめ油は危険?体に悪いといわれる5つの理由

インターネット上ではこめ油に関するさまざまな懸念が語られますが、それらの多くは誤解であり、科学的根拠に基づいていません。
こめ油が危険視される代表的な5つの理由を、科学的なデータに基づいて一つずつ検証します。
- リノール酸過多による炎症リスク
- 抽出法に使われる「化学物質」の残留
- トランス脂肪酸含有量の心配
- 油の酸化による有害物質の発生リスク
- グリシジル脂肪酸エステルの安全性
正しい知識を得ることで、こめ油への漠然とした不安を解消でき、メリットを最大限に活かした使い方ができるでしょう。
1. リノール酸過多による炎症リスク
こめ油には「リノール酸(オメガ6系脂肪酸)」と呼ばれる成分が、30〜40%含まれています。体内で生成できない必須脂肪酸で、コレステロールを低下させるなど良い働きもあります。
現代の食生活では、サラダ油が一般的に利用されているため、オメガ6系脂肪酸を過剰に摂取しがちです。オメガ6系脂肪酸の過剰摂取は、体内の炎症を促進するともいわれています。
リノール酸自体は体内で生成できない必須脂肪酸であり、コレステロールを低下させるなど良い働きがあるものの、問題はその量とバランスです。

現代の食生活では、肉や一般的な調理油からオメガ6を過剰に摂取しやすい状況です。健康維持に重要なオメガ6とオメガ3の比率が崩れると、慢性的な炎症を促進するリスクが高まります。
そのため、以下のような手法で栄養バランスを整えるのがおすすめです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 米油の使用量を抑える | 1日大さじ1〜2杯(14〜28g)程度に抑える |
| オメガ3を意識的に摂る | 青魚、亜麻仁油、えごま油などを摂り、バランスを整える |
リノール酸を完全に避ける必要はないものの、量とバランスを調整して、適切な摂取を心がけましょう。
2. 抽出法に使われる「化学物質」の残留
こめ油には、劇薬と呼ばれる化学成分「ノルマルヘキサン」が残留するという噂があります。しかし、この成分は製造工程で完全に除去されるため、残留することはありません。
油を効率よく抽出するために利用されますが、その後の加熱で完全に除去されます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 化学物質の除去について | ノルマルヘキサンの沸点は約68度。製造過程で68度以上に加熱すると、溶剤は沸騰して気化し、回収されるため油には残らない。 |
| 安全基準 | ヘキサン(ノルマルヘキサンを含む)は食品衛生法で「加工助剤」として使用が認められており、最終製品から除去されることが義務付けられている。 |
このような理由から、市販されているこめ油は、科学的に厳しく管理された製品だといえるでしょう。
3. トランス脂肪酸含有量の心配
こめ油は、精製過程でごく微量のトランス脂肪酸が自然に発生します。
しかし、この微量なトランス脂肪酸は、通常の使用量であれば健康への影響はほとんど心配ないレベルです。
| 種類 | 含有量(目安) |
|---|---|
| 米油 | 1〜2%以下(自然発生) |
| マーガリン | 10〜30%(人工的) |
世界保健機関(WHO)などが問題視しているのは、人工的に作られる硬化油に高濃度で含まれるトランス脂肪酸です。
こめ油に含まれるトランス脂肪酸とは性質が異なり、含有量も桁違いに低いのです。そのため、過度な心配は不要といえるでしょう。
適切な摂取量の目安|1日大さじ1~2杯が目安
どれほど健康に良い油であっても、摂りすぎはカロリー過多につながります。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」の指標に基づくと、調理油は1日大さじ1〜2杯(14〜28g)が適量といえます。
これは他の食品(肉、魚、乳製品など)から摂取される脂質も考慮した目安です。毎日摂取する適量を守っていれば、トランス脂肪酸やリノール酸の過剰摂取も避けられ、こめ油の健康効果が期待できるでしょう。
4. 油の酸化による有害物質の発生リスク
油は酸化すると、細胞を傷つける有害な物質が発生します。一方で、こめ油は他の植物油と比べ酸化に強いという特徴があります。
これはこめ油に含まれる強力な「抗酸化成分」と、高い加熱安定性が関係しています。この特性により、家庭で保存しやすいだけでなく、加熱調理の繰り返しによる劣化を遅らせることが可能です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 抗酸化成分 | 米油は、トコトリエノール(通常のビタミンEの約50倍の抗酸化力を持つ「スーパービタミンE」)やビタミンE、オリザノールといった強力な抗酸化成分を豊富に含む |
| 加熱安定性 | 発煙点が約254度と高いため、揚げ物など高温調理でも劣化が遅く、油臭さ(油酔い)も少ないのが特徴 |
油の酸化が遅い点からみても、リスクは少ないといえます。利用するこめ油の保存方法を確認しておき、安全に利用しましょう。
酸化を防ぐ保存方法
油の酸化を防ぐには、以下の3原則を守ることが大切です。これらの対策を徹底することが、こめ油の品質と風味を長期間保つ鍵となります。特に高温を避けることで、酸化のスピードを大幅に遅らせることができるわけです。
| 3原則 | 具体的な方法 |
|---|---|
| 遮光 | 直射日光や蛍光灯の光を避ける。遮光瓶や暗所に保管する。 |
| 低温 | コンロのそばなど高温になる場所を避け、涼しい冷暗所に置く。 |
| 密閉 | 使用後すぐにキャップをしっかり閉め、空気に触れる面積を減らす。 |
ただし、開封後は風味や栄養を保つために、1〜2ヶ月以内に使い切るのが理想です。油の色が濃くなったり加熱時に刺激臭がしたりしたら、酸化のサインなので使用をやめましょう。
5. グリシジル脂肪酸エステルの安全性
2024年に台湾で「日本産米油から発がん性物質検出」という報道があり、不安が広がりました。問題となったグリシジル脂肪酸エステル(GE)とは、食用油の高温処理によって、微量に発生する物質です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 詳細 | 台湾の基準値は世界的に見ても非常に厳しく、日本の基準を上回って検出された |
| 日本国内の状況 | 日本の食品安全委員会は、国内流通品中のGEについて「直接健康影響を示唆する証拠がなく、規制値も設定不要」との見解。これまでGEによる健康被害の報告例はなし。 |
現時点で、こめ油や他の植物油から「グリシジル脂肪酸エステル」に関する健康被害は報告されていません。通常の家庭使用においては、過度な心配は不要です。
信頼できるメーカーの製品を選び、正しく使用しましょう。
Yahoo!知恵袋では、米油の安全性や評判について、疑問を持つ声が見られました。

米油って身体にいいのですか? 悪いイメージしかないのですが米油使ってる人ってヘルシーなオイルみたいに口を揃えて言います。 YouTubeなどで有名人とかの料理動画でもです。
引用:Yahoo!知恵袋
一部の報道や情報に触れると、米油が本当に体に良いのか分からなくなってしまいますよね。食の安全性や栄養について不安な点があれば、専門家プロファイルで栄養士や管理栄養士に相談してみてはいかがでしょうか。
こめ油の健康効果とメリット

「こめ油は体に悪い?」という不安が解消されたところで、次は健康効果に目を向けてみましょう。
以下のように、こめ油は健康に役立つ栄養成分を豊富に含んでいます。
- 米ぬか由来の栄養成分が豊富である
- 悪玉コレステロールを下げる効果がある
- 酸化安定性が高く加熱調理に最適である
- 生活習慣病予防・アンチエイジング効果がある
- クセがなく料理の味を邪魔しない
コレステロールの低下や抗酸化作用など、具体的なメリットについて確認します。
米ぬか由来の栄養成分が豊富である
こめ油の大きな魅力は、他の油にはない「米ぬか由来の機能性成分」が凝縮されている点です。玄米の栄養が詰まった米ぬかから作られると知れば、ただの調理油ではなく、健康をサポートする食品だと認識が変わるでしょう。
たとえば、こめ油には以下のような成分が含まれています。
| 3大機能性成分 | 主な働き |
|---|---|
| 1. オリザノール | コレステロール吸収抑制、自律神経調整、更年期症状の緩和 |
| 2. トコトリエノール | 通常のビタミンEの40〜60倍の抗酸化力(スーパービタミンE) |
| 3. 植物ステロール | 悪玉(LDL)コレステロールの吸収阻害 |
オリザノールはこめ油特有のポリフェノールで、コレステロールの吸収を抑制し、自律神経を整える成分です。
また、トコトリエノールは細胞の酸化(老化)を防ぐ力が強く、美肌やアンチエイジングに寄与すると期待されています。
悪玉コレステロールを下げる効果がある
こめ油には豊富な植物ステロールと悪玉(LDL)コレステロールを下げる効果があります。
海外の研究では、1日約大さじ3杯(50g)の米ぬか油を4週間続けて摂取したところ、悪玉コレステロールが約10.5%低下したという報告がありました。
そのため、油を変えるだけで数値改善が期待できるといえるでしょう。調理油をこめ油に置き換えるだけの簡単な方法で、LDLコレステロール値が下がる可能性が期待できます。
中高年の方や健康診断の数値が気になる方でも取り入れやすい健康習慣です。
酸化安定性が高く加熱調理に最適である
こめ油は、揚げ物や炒め物など高温調理に理想的な油です。使い勝手の良さや健康面での利点が揃っているため、愛用している方も多いでしょう。
加熱料理に最適である理由は以下のとおりです。
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 発煙点が非常に高い | 約254度と一般的なサラダ油より高いため、高温でも安定し、煙や有害物質を出しにくい |
| 酸化に強い | トコトリエノールが豊富に含まれているため、加熱中も酸化が抑えられ、揚げても油酔い(油臭さ)が少ない |
| 汎用性 | クセのない風味なので、食材の味を邪魔しない |
こめ油で揚げた天ぷらは冷めてもサクッと軽い食感が続きます。油の劣化も遅いので、繰り返し使用(2〜3回目安)しても酸化に強いのが特徴です。
生活習慣病予防・アンチエイジング効果がある
こめ油に含まれる機能性成分は健康投資としても期待され、私たちの体を守ってくれます。日常的に利用することで、以下のような生活習慣病の予防にもつながります。
| 期待できる効果 | メカニズム |
|---|---|
| 動脈硬化予防 | トコトリエノールが血管の柔軟性維持に役立ち、血管へのコレステロール沈着を抑制する |
| 美肌・アンチエイジング | オリザノールやトコトリエノールが全身の細胞老化を抑制し、肌のシミ・シワ予防に貢献する |
| 認知症予防 | ビタミンEが脳細胞の酸化ストレスを軽減し、認知機能低下を防ぐ可能性が示唆されている |
継続して摂取することで、動脈硬化予防や美容面においても、長期的な恩恵が得られるでしょう。
クセがなく料理の味を邪魔しない
こめ油のもう一つの大きなメリットは、その風味のクセのなさです。ほぼ無味無臭に近いのが特徴です。
オリーブオイルのように強い香りもなければ、ごま油のような独特の香ばしさもありません。そのため、素材の味や出汁・調味料の風味をそのまま引き立て、こめ油自身は裏方に徹します。
たとえば、和食の煮物から洋食のソテー、中華料理でも違和感なく使えます。ドレッシングやお菓子作りなど、他の材料の風味を活かせることで人気です。
どのような料理にも馴染み、汎用性があるからこそ、家庭の食卓で多くの人に支持されているのです。
Yahoo!知恵袋では、使いやすいと評判の米油について、その健康効果や具体的な摂取方法に関する疑問の声が見られました。

米油が体に良いと聞きました。毎日スプーンに1杯分を飲んでいますが、本当に良いのか分からないです。近所のおばさんからの口コミなんですが、毎日飲んでいる事が本当に良いのか? 分からないんです。そのおばさん曰く「油だったら、何でも良いよ」と言う事だったんです。オリーブオイルは体に良い、とは聞いた事があります。米油はいかがなもんでしょうか?そして油だったら何でも良いのでしょうか?飲む量も気になるところです。助言をお願い致します。
引用:Yahoo!知恵袋
体に良いと話題の米油ですが、口コミだけを頼りにするのは不安になりますよね。正しい知識で健康に役立てるためにも、一度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
安全で高品質なこめ油の選び方【2025年版】

「こめ油を買おう」と決めた方に、最適な1本を選べるようにポイントをご紹介。どうやって選ぶべきか明確になれば、時間をかけて考える必要がありません。
- こめ油を購入する時のポイント4つ
- おすすめのこめ油はどれ?メーカー別に比較
こめ油を日常的に使うために、良質な商品を見極める方法を確認しましょう。
こめ油を購入する時のポイント4つ
商品パッケージを見て即座に判断できるよう、こめ油購入時に確認すべき4つの基準をまとめました。以下のポイントを把握することで、価格と品質のバランスの良い一本を選べます。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 1. 製造方法 | ・「圧搾製法」「圧搾一番搾り」の表記 ・表記なしは抽出法 ・化学物質不使用にこだわるなら圧搾を優先 |
| 2. 原料産地 | ・「国産米ぬか100%」表記の有無 ・国産は品質管理が厳格で安心感がある ・輸入原料も安全だが、こだわりたいなら国産を選ぶ |
| 3. 容器種類 | ・遮光瓶 or ペットボトル ・遮光瓶は酸化防止に最適 ・ペットボトルは光を通すが、使用頻度が高く早く使い切るなら問題ない |
| 4. 添加物 | ・「シリコン不使用」表記 ・シリコンは揚げ物の泡立ち防止剤。安全だが、無添加品がベター |
購入するまえにパッケージの情報を確認すると、自分に合ったこめ油を見極められるでしょう。
おすすめのこめ油はどれ?メーカー別に比較
化学物質不使用にこだわる方に、信頼できる圧搾製法のこめ油を3つご紹介します。迷った時は、以下のこめ油がおすすめです。
| 商品名 | メーカー |
|---|---|
| 国産米油 (圧搾一番搾り) | 築野食品 |
| 圧搾米油 | ボーソー油脂 |
| 米ぬか油 (圧搾) | 三和油脂 |
圧搾にこだわらない方には、品質管理が安定している大手メーカーの抽出法こめ油もあります。
日清オイリオ「米油」は全国のスーパーで購入でき、大規模工場での一貫生産により味や香りが一定に保たれています。AJINOMOTO「健康米油」は機能性表示食品で、コレステロール低下効果を前面に出している製品です。
どちらも信頼性の高いメーカーが製造しているため、初めてこめ油を使う方でも安心して使えるでしょう。
Yahoo!知恵袋では、健康に良いこめ油を使いたいけれど、価格や製法を考えるとどれを選べばいいか分からなくなる、という声が見られました。

健康な油について。 油をなるべく健康なものに変えようと考えているのですが、色々調べると、米油(圧搾)や国産菜種油が良いとあったのですが、価格的に継続は厳しいと思い断念しました。 続けられそうなものだと、
米油(まいにちのこめ油など) 菜種油(オーストラリア産、圧搾一番搾り湯洗い)
だとどちらがいいでしょうか?
また、他にオススメな油(1キロで1000円前後)があったら教えて頂きたいです。
そして、上記のに当てはまる?米油の溶剤抽出、菜種油のエルカ酸というのはそんなに体によくないのでしょうか?
引用:Yahoo!知恵袋
毎日使う油だからこそ、品質と価格のバランスに悩んでしまいますよね。圧搾法や抽出法など製法の違いもあり、自分にぴったりのこめ油を見つけるのは大変です。もし油選びで迷ったら、専門家プロファイルで食と健康の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
こめ油と他の食用油を比較

こめ油以外にも良質な油は複数あり、生活に取り入れることで効果を高めます。
- サラダ油との違い
- オリーブオイルとの違い
- ごま油との違い
- ココナッツオイルとの違い
こめ油と他の主要な油を比較し、それぞれの強みと弱みを理解しましょう。
サラダ油との違い
日本の家庭で最も一般的なサラダ油とこめ油を比べると、こめ油の優位性は明確です。サラダ油の特徴やこめ油との違いは以下のとおりです。
| 米油 | サラダ油 | |
|---|---|---|
| 主な脂肪酸 | リノール酸、オレイン酸 | リノール酸、オレイン酸 |
| 酸化しにくさ | ◎(トコトリエノールで安定) | △ |
| 栄養価 | ◎(オリザノールなど機能性成分豊富) | △ |
| 風味 | ◎(無味無臭) | ◎(無味無臭) |
こめ油は「酸化安定性の高さ」と「機能性成分の豊富さ」でサラダ油に勝ります。そのため、わずかな差額で酸化リスク減・栄養価アップが可能です。
オリーブオイルとの違い
オリーブオイルは生食向きに適しています。こめ油は高温調理にも向いているため、加熱料理にはこめ油、生食にはオリーブという形で併用するのがおすすめです。
| 米油 | オリーブオイル | |
|---|---|---|
| 主な脂肪酸 | リノール酸、オレイン酸 | オレイン酸が中心 |
| 酸化しにくさ | ◎(米ぬか特有成分で安定) | ◎(オレイン酸・ポリフェノールで安定) |
| 栄養価 | ◎(米ぬか特有成分) | 〇(ポリフェノールなど) |
| 風味 | 無味無臭 | 強い香り |
両方の強みが異なると知れば、どちらか一方ではなく、両方常備して使い分けることが可能です。たとえば、天ぷら・揚げ物・中華炒めはこめ油、サラダやパンにはEXVオリーブオイルを利用します。
ごま油との違い
ごま油とこめ油は、もともとの役割が異なります。一般的にごま油は香り担当、こめ油は万能担当という位置づけで、両方常備するのが理想です。
ごま油は焙煎したゴマの強い香りを活かし、和え物や仕上げに少量使います。高温調理で酸化しやすく風味が飛んでしまうため、炒め油として大量に使うのには向きません。
一方、こめ油は高温に強く無味無臭なので、普段の炒め物や揚げ物に最適だといえるでしょう。
ココナッツオイルとの違い
一時ブームとなったココナッツオイルは、飽和脂肪酸(中鎖脂肪酸)が主体で、独特の甘い香りが特徴です。
健康効果や用途が特定用途に限られるため、日常使いのメイン油としてはこめ油の方が適しています。流行に流されるのではなく、実用的な視点から選ぶことがおすすめです。
ココナッツオイルは、エスニック料理やスイーツなど、香りを活かしたい時に使いましょう。
目的に合わせて油を変えることで、成分の効果も高まります。用途に合わせて、どの油が良いか考えることで、料理のバラエティも豊富になるでしょう。
| 用途 | おすすめの油 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| 揚げ物 | 米油 | 発煙点が高く酸化に強いため、メインの高温調理油として最適 |
| 炒め物 | 米油 | 高温でも安定し、食材の風味を邪魔しない万能油として利用 |
| ドレッシング | オリーブオイル | 生食向きの油で、オメガ3などの栄養補給に活用 |
| 和え物 | ごま油 | 強い香りを活かし、仕上げの香り付けに少量使う |
| パンにつける | オリーブオイル | 生食での風味付けや、パンの水分・風味を保つために利用 |
たとえば、加熱調理にはこめ油、生食にはオリーブオイルが向いています。香り付けには、ごま油の利用が最適です。
それぞれ使い分けることによって、栄養を効率よく取り入れられるでしょう。まずはこめ油とオリーブオイルから使い始め、料理の幅が広がってきたら他の油を追加していく形もおすすめです。
Yahoo!知恵袋では、自炊を機に健康的な油を使いたいと考えているものの、具体的な使い分けに悩む声が見られました。

大学生です。 自炊始めてから健康や食事に気を使うようになりました。サラダ油を一切辞めて米油を使おうと思うのですが、米油はオメガ6が少なくて良いですよね? また、米油でも揚げ物とか出来ますかね?料理では米油とごま油を使っていく感じです。オリーブオイルも良いと思ったのですが、日本では基準を満たしてないらしいので。
引用:Yahoo!知恵袋
健康を意識して油を選び始めると、どの油が何に適しているのか、次々と疑問が湧いてきますよね。専門家プロファイルには食や栄養の専門家も在籍しています。自分に合った油の選び方について、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
こめ油に関するよくある質問
こめ油に関してよくある質問に回答します。疑問をお持ちの方は参考にしてください。
適量を守れば、むしろ毎日使うのが理想的です。
こめ油はビタミンEやオレイン酸が豊富で、継続して摂取することで健康効果が期待できます。厚生労働省は、脂質を総エネルギーの20〜30%とする目標を定めており、良質な油を適量摂ることは体に不可欠です。
他の栄養素とのバランスを意識して、オリーブオイルやえごま油を併用すると良いでしょう。
子どもの食事にもこめ油は安心して使えます。クセがなく無味無臭なので、料理の味を邪魔せず、エネルギー補給が可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ビタミンEが豊富 | 成長期の子どもの細胞を、酸化から守るのに役立つ |
| 離乳食への導入 | 離乳食導入頃から、野菜の煮物など少量から始める |
| 安全性 | アレルゲンになりにくく、製油時にアレルギーの原因となるタンパク質はほぼ除去される |
圧搾法のこめ油なら、化学物質不使用でより安心感があります。抽出法のこめ油も、製造工程でヘキサンは適切に除去されています。
日本の食品衛生法の基準に基づいて製造されているため、少量であれば問題なく使用できるでしょう。
安全基準はクリアしていますが、心配な場合は品質情報が不透明ではないかを確認しましょう。こめ油の成分もチェックしておくと安心です。
100円ショップの米油も食品衛生法の基準を満たしているため、急性の健康被害のリスクは低いと考えられます。ただし、品質や劣化特性は製品によって異なる可能性があるため、日常的な使用には信頼できるメーカー品の選択が推奨されます。
他にも、透明なペットボトルが利用されている点から、遮光性が低いという懸念点もあります。安価品を使う場合は、早めに使い切り、保管に気をつけるなどの工夫をしてください。
現代のこめ油で、カネミ油症事件のような事故が起こる可能性はほぼゼロといって良いでしょう。これは製造技術や安全管理が大幅に進化したことが理由です。
カネミ油症事件は1968年、製造工程で熱媒体として使われたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が、こめ油に混入した特殊な事故でした。
原因物質のPCBは現在、製造・輸入・使用が原則禁止されています。加えてGMP基準やISO 22000認証を持つ工場では全ロット検査を行うなど、安全第一の体制で製造されています。
過去の事故と現在の製品は、まったく別物と考えてよいでしょう。
圧搾などの製造方法ではなく、信頼できるメーカーであるのかを確認します。抽出法のこめ油は、科学的にも安全性に問題ありません。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 抽出法の安全性 | ノルマルヘキサンは精製工程で完全に除去され、残留の心配は不要。日本の大手メーカーの製品であれば、安全性は確保されている。 |
| 選び方の基準 | 化学物質不使用にこだわる方や予算に余裕がある方は圧搾油を選択。コスパ重視や日々の手軽さを求めるなら、抽出油を選択する。 |
どんな製法であっても、信頼できるメーカーの製品を選ぶのがおすすめです。開封後は酸化を防ぐために、正しく保存して早めに使い切りましょう。
まとめ
この記事では「こめ油が体に悪い」という噂から安全な選び方や使い方まで解説しました。こめ油は健康成分が豊富に含まれており、科学的に安全な油です。
適量とされる1日大さじ1〜2杯を守れば、健康面でのメリットが得られます。信頼できる商品を選び、他の油と併用しながらこめ油を活用してみましょう。
もし、食用油の選び方や家族の健康的な食生活について、より専門的なアドバイスが欲しいと感じたら、栄養や健康の専門家に相談するのも一つの方法です。専門家プロファイルでは、食生活や健康管理に詳しい専門家を見つけることができます。
気になることがあれば、ぜひ質問してみてください。






