積立NISA 銀行はやめたほうがいい?3つの理由と損しない証券会社
新NISAは資産形成のための有利な制度ですが、
どこで口座を開くかによって選べる商品や手数料に大きな差が出ることがあります
金融庁によると、つみたて投資枠の対象商品は一定の基準を満たした投資信託に限定されていますが、金融機関ごとに取り扱い本数は異なります。
そのため、銀行では選択肢が少ない場合もあり、商品数が豊富なネット証券を選ぶ人も増えています(参考:金融庁 NISA特設ページ)。
こうした背景から、「銀行でNISAはおすすめしない」と言われることがあるのです。
なぜ銀行NISAは推奨されない?

「とりあえず給与振込先の銀行でNISAを」と考えているなら、少しだけ立ち止まってください。
その手軽さが、将来の大きな後悔に繋がるかもしれません。
銀行でのNISA開設が「やめたほうがいい」と言われるのには、明確な3つの理由があります。
選べる投資信託が極端に少ない
銀行で積立NISAを始めようとすると、まず選択肢の少なさに驚くはずです。
これは、長期的な資産形成において致命的なデメリットになり得ます。
- 根本的な問題:銀行で取り扱っている積立NISA対象商品は、ネット証券に比べて極端に少ないこと
- なぜ少ないか:銀行は自社や系列の運用会社が作った、利益率の高い商品に絞って販売する傾向があるため
具体的な商品数の違いは、以下の表を見れば一目瞭然です。
| 金融機関 | 積立NISA対象商品数(目安) |
|---|---|
| SBI証券・楽天証券 | 約200本以上 |
| 大手都市銀行 | 約20本前後 |
これはまるで、数種類の定食しかないレストランで食事を選ぶようなもの。
世界にはもっと安くて美味しい選択肢があるのに、それを選べない状況と同じです。
豊富な選択肢の中から、手数料が安く優れた商品を自分で選べる環境こそが、将来の資産を最大化する第一歩となります。
手数料が高い商品を勧められがち
銀行の窓口で相談すると、とても親切に対応してくれます。
しかし、その優しさの裏側にある「ビジネス構造」を理解しておく必要があります。
- 構造的な問題:銀行員はあなたの資産を増やすプロではなく、銀行の利益(手数料)を稼ぐプロであるという側面があること
- 利益相反のリスク:あなたにとって最適な商品と、銀行が売りたい(=手数料が高い)商品が、必ずしも一致しない
- コストの源泉:相談に乗ってくれる人件費や、駅前の一等地にある店舗の家賃は、あなたが支払う商品の手数料から賄われている
残念ながら、銀行員には販売ノルマが課されているケースが多く、手数料の高い商品を優先的に勧める動機が働きやすいのが実情です。
知識がないまま「専門家におまかせします」と伝えると、銀行にとって都合の良い商品を契約させられてしまう可能性があります。
クレカ積立によるポイント還元がない
ネット証券では当たり前になっている「クレカ積立」ですが、ほとんどの銀行NISAではこの制度を利用できません。
これは、知っているか知らないかで数十年後に大きな差が生まれるポイントです。
- クレカ積立とは:毎月の積立額をクレジットカードで決済することで、利用額に応じたポイントが貯まる非常にお得な仕組み
- 銀行の現状:銀行のNISAでは、口座からの自動引落が基本となり、このポイント還元の恩恵は受けられない
- 実質利回りの向上:貯まったポイントは買い物に使ったり、再投資に回したりできるため、実質的なリターンを押し上げる効果がある
例えば還元率0.5%のカードで毎月5万円積み立てると、年間3,000ポイント。
これを20年続ければ、何もしなくても6万円分の資産が増える計算です。
クレカ積立がない銀行を選ぶということは、毎年もらえるはずのボーナスを自ら手放しているのと同じことなのです。
専門家プロファイルではこういったNISA関連の悩みを持つ方に専門家が相談に答えてくれます。
以下の相談例の様に、悩み事を抱え込まず、一度専門家に相談してみてはいかがでしょう。
専門家プロファイルでは、ファイナンシャルプランナーの植森宏昌さんが、相談に答えています。

実際にはじめた方が商品についてよく誤解している点や陥りがちな注意点などあれば教えてください。
またNISAについて一番まとまっているサイトがあれば教えてください。

NISAですが、上場株式、公募株式投資信託等の譲渡益、配当金、分配金が非課税だとか、年間100万円まで投資が可能とか、どの会社のホームページを見ても良いとこばかりが赤字とかで大きく書かれ注意点は下の方に読めない程度の小さい字で記載してます。
もっと、本当のメリット、デメリットを明確に説明しないとバブル崩壊やリーマンショックじゃないですが大切な財産が又、泡の如く消えてしまい困るのは国民だけですからね。国も投資して貰った企業も何も困らない事を理解し慎重に検討される事をお奨めします。
因みに口座開設にあたっての大まかな注意点を他にも有るかもしれませんが自分なりに書いておきますね。
1、NISA口座は、同一の勘定設定期間において、すべての金融機関を通じて、おひとり様1口座に限り開設しか開設できません。
2、他の口座で保有している上場株式等をNISA口座に移管することはできません。
3、NISA口座で保有している上場株式等を非課税扱いのまま、他の金融機関に移管することはできません。
4、NISA口座と他の口座との損益通算はできません。また、NISA口座で生じた損失の繰越控除はできません。
5、NISA口座で売却した場合の非課税枠の再利用はできません。また、非課税枠の残額は翌年以降へ繰り越すことはできません。
6、NISA口座から払い出された上場株式等の取得価額は、払出日の時価となります。
7、上場株式等の配当等は、株式数比例配分方式を利用して受領する場合のみ非課税となります。
上記以外にもあるかも知れませんが、後で後悔しない為にも、しっかりとご自身で確認してから口座を開設して下さいね。
銀行とネット証券の決定的な違い

銀行とネット証券、どちらも同じ積立NISA口座ですが、その中身は全くの別物。
将来の資産にどれだけ大きな影響を与えるか、3つの決定的な違いを見ていきましょう。
商品・手数料で将来のリターンに差
たった1%の手数料の違いが、あなたの未来を大きく変えるかもしれません。
銀行とネット証券では、選べる投資信託と「信託報酬」という手数料が全く違います。
この差は、30年後には数百万円単位の資産差を生む可能性があるのです。
例えば、ネット証券で人気の低コストファンドの信託報酬は、年率0.1%程度。
一方、銀行が窓口で勧める商品の信託報酬は、1%を超えることも珍しくありません。
【シミュレーション:毎月3万円を30年間、年利5%で運用した場合】
- 信託報酬0.1%(ネット証券):最終資産 約2,216万円
- 信託報酬1.0%(銀行):最終資産 約1,977万円
この差額は約239万円。銀行で契約書にサインすることは、30年後の自分から「新車1台分」の現金を奪うのと同じ行為と言えるでしょう。
本来得られるはずだった利益を失うこと、これを「機会損失」と呼びます。
ポイント還元で実質利回りに差
ネット証券ならではの「おまけ」が、将来の資産をさらに押し上げてくれます。
ネット証券の多くは、クレジットカードでの投信積立でポイントが貯まりますが、これは銀行にはほとんどない仕組みです。
毎月5万円を30年間積立した場合、ポイントだけでこれだけの差が生まれます。
| 金融機関 | クレカ積立 | 30年間の獲得ポイント |
|---|---|---|
| 主要ネット証券 | 毎月5万円(還元率0.5%) | 90,000ポイント |
| 銀行 | 制度がない場合が多い | 0ポイント |
貯まったポイントを再投資に回せば、複利効果でさらに資産は増大。
ポイント還元は、あなたの投資を後押ししてくれるブースト機能のようなものです。
この小さな差の積み重ねが、将来の資産形成に大きく貢献してくれます。
サポート体制と手続きの手軽さ
「対面だから安心」という考えは、一度見直す必要があるかもしれません。
どこで相談し、どう手続きするかは、実はとても重要な選択です。
銀行窓口とネット証券、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 銀行窓口 | ネット証券 | |
|---|---|---|
| メリット | 担当者に直接質問できる安心感 | 自分のペースで24時間いつでも手続き可能 |
| デメリット | 待ち時間が長く、営業を受けるリスクがある | 基本的に自己解決、最初は少し戸惑うことも |
| 手続き | 書類が多く、来店が必要な場合も | スマホやPCだけで、最短5分で完結 |
| おすすめな人 | どうしても対面でないと不安な方 | 自分のペースで合理的に進めたい方 |
銀行の対面相談は一見親切ですが、営業を受けるリスクと隣り合わせ。
彼らはあなたの資産形成のプロではなく、銀行の利益を上げるプロである可能性を忘れてはいけません。
一方、ネット証券なら誰にも邪魔されず、自分の頭でじっくり商品を選べます。
口座開設から積立設定までスマホで完結する手軽さは、忙しい現代人に最適です。
初心者こそネット証券を選ぶべき理由

「投資って、なんだか手続きが難しそう…」と感じていませんか?
実はそのイメージとは真逆で、初心者の方にこそネット証券は心強い味方になります。
銀行窓口に行く手間や、複雑な説明を受けるストレスもなく、ご自身のペースで資産形成の第一歩を踏み出せる理由を3つのポイントから解説します。
スマホで口座開設から積立設定まで
ネット証券なら、わざわざ銀行の窓口に足を運ぶ必要はありません。
思い立ったその日に、スマホひとつで全ての手続きが完結する手軽さが最大の魅力です。
平日の昼間に時間を確保する必要がなく、空き時間で申請可能です。
【口座開設の簡単4ステップ】
- 情報入力:氏名や住所などの基本情報を入力
- 本人確認:スマホカメラで本人確認書類と顔写真を撮影
- 審査:証券会社による簡単な審査
- 完了:数日後にログイン情報が届き取引開始
書類の郵送やり取りもなく、ペーパーレスでスピーディー。
申し込みから積立設定まで、すべてオンラインで完結します。
営業されず自分のペースで選べる安心感
「対面で相談できる方が安心」という考えは、一度立ち止まって考えてみる必要があります。
残念ながら、銀行の窓口は純粋な「相談所」ではなく、銀行の利益につながる商品を販売する「営業の場」という側面も持ち合わせています。
ネット証券では、対面でのしつこい営業は一切ありません。
手数料の高い商品を勧められる心配がなく、冷静に判断できます。
自分のペースで情報を集め、納得がいくまで商品を比較検討できるのです。
銀行窓口は、金融知識がまだ十分でない人ほど営業ターゲットになりやすい構造。
誰にも邪魔されず、本当に自分に合った商品だけを選べる安心感があります。
投資の第一歩は、他人に判断を委ねず、自分で決める経験を積むことです。
一度設定すればあとは自動で手間いらず
積立NISAの大きなメリットは、一度設定してしまえば、あとは自動でコツコツと資産を育てていける点です。
ネット証券のシステムは、この「ほったらかし投資」を簡単かつ確実に実現してくれます。
ネット証券の管理画面は、初心者でも直感的に操作できます。
以下の項目を最初に設定するだけで、自動積立がスタートします。
- 毎月積み立てる投資信託を選択
- 月々の積立金額を決定
- 積立を実行する日付を指定
- 買付代金の引き落とし方法(銀行口座やクレジットカード)を登録
一度設定を終えれば、毎月自動で買付が行われるため手間いらず。
市場の値動きを見て一喜一憂することなく、感情に左右されない投資を続けられます。
失敗しない金融機関選びの3つの壁

積立NISAで後悔しないためには、金融機関選びで越えるべき3つの大きな壁があります。
それは「商品」「ポイント」「信頼性」の3つ。
この壁を乗り越えられるかどうかで、あなたの20年後、30年後の資産に大きな差が生まれると言っても過言ではありません。
一つずつ、なぜ重要なのかを具体的に見ていきましょう。
低コストな優良ファンドを扱っているか
金融機関を選ぶ上で最も重要なのが、将来の資産を大きく左右する「商品のラインナップ」です。
特に投資初心者の方は、数少ない選択肢の中から無理に選ぶのではなく、優れた商品が豊富に揃っている場所を選ぶべきです。
以下のチェックリストを参考にしてください。
- 【投資先】 全世界株式か、S&P500(米国を代表する約500社)に連動する商品
- 【運用方法】 市場全体の平均的なリターンを目指す、分かりやすい「インデックス型」
- 【手数料】 運用管理費用(信託報酬)が年率0.2%以下の低コストな商品
- 【安定性】 多くの投資家から資金が集まり、純資産総額が右肩上がりに増えている
この条件を満たす優良ファンドは、大手ネット証券には数多く揃っています。
逆に、この基準を満たす選択肢が極端に少ない金融機関は、最初から候補から外すのが賢明です。
クレカ積立でポイントが貯まるか
次に越えるべき壁は、お得さを最大化する「ポイント還元制度」の有無です。
これは、毎月の積立額に応じてポイントがもらえる仕組みで、まさに「投資のブースト機能」と言えます。
同じ金額を投資するなら、ポイントが貯まる方が断然お得ですよね。
- 毎月の積立額に応じて、自動的にクレジットカードのポイントが貯まる
- 貯まったポイントをさらに投資に回せば、複利の効果が加速する
- 例えば還元率0.5%なら、毎年0.5%のリターンが約束されているのと同じ
銀行のNISAでは、このクレカ積立に対応しているケースはほとんどありません。
ネット証券ならではの強力なメリットなので、これを使わない手はないでしょう。
利用者が多く信頼できるか
最後の壁は、見落としがちですが非常に重要な「信頼性」です。
特に、これから投資を学びながら長く付き合っていく初心者の方にとって、利用者が多いことは何よりの安心材料になります。
口座開設数が多い、ということはそれだけ多くの人に支持されている証拠です。
- 利用者が多いと、ネットやSNSで使い方や評判を簡単に調べられる
- 操作方法で分からないことがあっても、検索すれば大抵の答えが見つかる
- 多くのユーザーの声が集まるため、サービスの改善が早く進む傾向がある
何から始めればいいか分からない時こそ、「多くの人が選んでいる」という事実は、失敗を避けるためのシンプルで強力な道しるべになります。
積立NISAは楽天・SBI証券が最適

ここまで読んでくださったあなたは、もう銀行でNISAを始めるという選択肢が、いかに将来の資産を減らす行為であるかをご理解いただけたかと思います。
では、どこで始めるのが正解なのか。
結論から言うと、初心者の方が積立NISAを始めるなら「楽天証券」か「SBI証券」の2択で間違いありません。
この2社がなぜ最適なのか、具体的に見ていきましょう。
楽天ポイント重視なら「楽天証券」
普段のお買い物やサービス利用で楽天ポイントを貯めている、いわゆる「楽天経済圏」で生活している方なら、迷わず楽天証券を選ぶのがおすすめです。
- 楽天カード決済でポイントが貯まる:毎月の投信積立を楽天カードで決済すると、決済額に応じてポイントが進呈される
- 貯まったポイントで投資ができる:楽天市場などで貯めたポイントを、1ポイント=1円として投資信託の購入代金にあてられる
- 楽天市場での買い物がお得に:楽天証券でポイント投資などの条件を達成すると「SPU」の倍率が上がり、楽天市場でのお買い物がさらにお得になる
- 楽天銀行との連携がスムーズ:「マネーブリッジ」設定で楽天銀行の普通預金金利が優遇されるなど、グループならではのメリットも
投資をしながら、普段の生活もお得にしたいという方にぴったりの証券会社です。
総合力・柔軟性なら「SBI証券」
特定のポイントサービスに縛られず、より幅広い選択肢の中から自分に合ったものを選びたいという方には、総合力に優れるSBI証券が最適です。
- ネット証券口座開設数No.1の実績:多くの投資家から選ばれ続けているという事実は、何よりの安心材料になる
- 業界トップクラスの豊富な商品数:積立NISA対象の投資信託も豊富で、こだわりを持って商品を選びたい方にも対応できる
- 貯まるポイントを自由に選べる:Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイルの中から、メインで貯めているポイントを選んで連携できる
- 三井住友カードのクレカ積立が強力:対象の三井住友カードで積立を行うと、カードの種類に応じて高いポイント還元が期待できる
幅広い選択肢と業界トップの実績を重視するなら、SBI証券を選ぶと良いでしょう。
楽天証券とSBI証券のサービス比較
最後に、両社の特徴を一覧表で比較してみましょう。
ご自身のライフスタイルや、どのサービスを重視したいかを考えながら、最終的な判断の参考にしてください。
| 項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| クレカ積立 | 楽天カード (還元率0.5%〜1.0% ※1) | 三井住友カード (還元率0.5%〜5.0% ※2) |
| つみたてNISA対象商品数 | 221本 | 223本 |
| 貯まる・使えるポイント | 楽天ポイント | Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイルから選択 |
| ポイント投資 | 楽天ポイントで可能 | Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイントで可能 |
| 連携銀行 | 楽天銀行 | 住信SBIネット銀行 |
※ 表内のデータは2024年5月時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください
※1 カードの種類(通常、ゴールド、プレミアム)によって還元率が異なります
※2 カードの種類(通常、ゴールド、プラチナプリファードなど)によって還元率が異なります
まとめ:未来の自分を後悔させないために
「なんとなく安心だから」という理由だけで銀行でNISAを始めてしまうと、手数料や選べる商品の少なさから、将来手にするはずだった利益を逃してしまう可能性がある、ということがお分かりいただけたかと思います。
一方で、楽天証券やSBI証券といったネット証券なら、スマホひとつで、お得に、そして誰にも邪魔されず自分のペースで資産づくりを始められます。
積立NISAにおいて、最も重要なのは「どこで始めるか」という最初の選択です。
このたった一度の選択が、20年後、30年後のあなたの資産に、想像以上の大きな差を生むことになります。
この大切な決断を、先延ばしにする理由はありません。
未来の自分への最高の贈り物は、今日のあなたが踏み出す、ほんの小さな一歩です。
まずは無料の口座開設から、未来を変えるための資産づくりをスタートさせてみませんか。
悩みは一人で抱え込まず、一度専門家に相談してみてはいかがでしょう。

