旦那が嫌いになる原因は?対処法・離婚の判断基準を解説
「もう顔も見たくないほど嫌い」
「一緒にいるだけでストレスを感じる」
旦那との関係について、このように我慢できないときはありませんか?
夫婦関係のトラブルは多くの主婦が持つ悩みのため、自分を責めすぎる必要はありません。
今回この記事では、性格の不一致など旦那を嫌いになる原因や、今日からできる実践的な対処法など関連情報をご紹介。今後の暮らしを穏やかに過ごすために、離婚について冷静に判断する方法も解説します。
後悔のない選択のためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
旦那が嫌いと感じる割合は?放置するリスクも紹介

旦那が嫌いと感じて、ストレスで悩む女性も多いはず。まずは、どれくらいの女性が同じような経験をしているか見てみましょう。
「もしかして自分だけなのかな」と真剣に悩む人ほど、心のストレスを放置しすぎないようにしてください。
- 既婚女性の5人に一人が「旦那が嫌い」と感じている
- 感情を放置すると関係修復が困難になる
旦那との関係について、今後どう対処すべきか見てみましょう。
既婚女性の5人に一人が「旦那が嫌い」と感じている

2024年6月にノマドマーケティング株式会社が実施したアンケート調査では「旦那が嫌い」という既婚女性の割合は約18%という結果でした。
夫に対して「嫌い」と回答した人は一定数おり、一度は嫌気がさした経験があるようです。つまり、5人に1人が旦那に対して嫌いと感じているのが一般的な実態といえます。
パートナーに対し最近嫌な気持ちになるのは、長い夫婦生活の中で直面する大きな課題のひとつ。どのような対策がよいか、まずは現状をみてみましょう。
一時的な感情と根深い問題の区別が大切
嫌いといっても、どの程度の感情なのかは人によって異なります。
まずは一時的なイライラか、修復困難な亀裂なのか見極めが必要です。自分の感情を冷静に分析してみることが、解決への第一歩となります。
| 種類 | 特徴 | 改善の見込み |
|---|---|---|
| 一時的な感情 | ・疲労 ・ストレス ・睡眠不足 | 休息や環境変化で改善しやすい |
| 根深い問題 | ・価値観の不一致 ・信頼欠如が継続 ・夫の問題行動 | 根本からの対処が必要になる |
自分の感情を分析しながら問題を整理できると、イライラを俯瞰してみることができます。
一時的な疲れによって嫌いと感じるケースもあるでしょう。また、相手との価値観の不一致があるかもしれません。この2つを見極めることで、より気持ちを整理しやすくなります。
感情を放置すると関係修復が難しい
旦那さんへの嫌悪感に蓋をしてしまうと、気づかないうちにお互いに心の距離ができて、修復しづらくなります。
沈黙が続くほど「どうせ言っても無駄」と諦めが強くなり、孤独を感じるかもしれません。自分の気持ちを後回しにしすぎると、以下のような悪循環が起こります。
- 会話が減り、誤解や不信感がどんどん積み重なる
- 冷却期間が長引き、精神的な負担が増加していく
- もう言っても無駄、という諦めが関係修復の機会を奪う
このような夫婦関係の悪化は、子どもの精神面にも影響が出るかもしれません。関係が深刻化する前に原因を見つけて、自分に合わせてケアしましょう。
専門家プロファイルでは、クラシックバレエ教師・振付家の大園 エリカさんが以下のような質問に回答しています。
【質問(要約)】

6歳と3歳の共働き育児中ですが、自分の時間が全くなく、思い通りにいかない日々にイライラが止まりません。仕事は充実している一方、育児より仕事が好きな自分への自己嫌悪や、夫との負担差への不満も募っています。どうすれば子供に優しく接し、心に余裕を持てるでしょうか。
【回答】

(前略)
「今は子育ての時だから、これが当たり前でしょうがない」という覚悟を持たれないと、逆に年中ストレスに苛まれてしまいます。「本当はこうであったら良いのに」とか「こんなはずじゃなかった」と思いながら育児・家事をされている限り不平不満は止みません。
ですので「子育ては大変で当たり前」「今の状況が、今のベストだから仕方ない」という覚悟を持たれて、ではその中で「どうしたらストレスを感じないで、罪悪感に苛まれる事無く育児・家事ができるか?」という風に発想の転換をされた方が、逆にご自分が楽になれると思います。
(中略)
繊細な子供に取っては、今の時期の親子関係がとても大事な時期であるというのは間違いのない事で、もしその様な時期にお母さんがイライラして自分達の面倒をみているという状態ですと、それは子供の潜在意識に植え付けられて、子供も自分の中に罪悪感を持ったり将来親に対して反抗心の強い子供になってしまう事も充分考えられます。
(中略)
子供に取って、強いては旦那様に取っても「立派だけれど、いつも不機嫌」というお母さん(妻)よりも、完璧でなくても「いつもご機嫌」なお母さん(妻)でいてくれる方が、家族としては幸せなのです。
(後略)
このように、イライラや不満を抱え続けることは、自分自身だけでなく家族全体にも影響を及ぼしかねません。
感情が爆発して関係修復が難しくなる前に、専門家の視点を取り入れ、心のバランスを整えるヒントを見つけてみてはいかがでしょうか。
旦那を嫌いになる7つの原因

旦那に対して「嫌い」と感じる背景には、具体的な原因があります。パートナーに対して嫌悪感を抱く背景がわかると、自分の気持ちを整理できます。
主な原因は以下の7つです。
- 家事育児の丸投げでワンオペになる
- 思いやりや感謝の言葉がない
- 金銭感覚のズレで将来が不安になる
- モラハラや威圧的な言動がある
- 生活マナーや清潔感がない
- 義実家問題で味方になってくれない
- 浮気や嘘の発覚で信頼がなくなる
自身の状況と照らし合わせながら、嫌悪感の正体を探ってみてください。
1. 家事育児の丸投げでワンオペになる
旦那が家事や育児を妻に任せきりにし、協力が得られないワンオペ状態が日常化している家庭は少なくありません。
「なぜ私だけがずっと頑張って育児をしてるの?」という不満は、パパ・ママとしての関係に大きく影響します。
共働きであっても、帰ってから休む暇なく料理や掃除に追われる日々。そんな状態が当たり前になると、体も心も疲れてしまうのは当然です。
令和2年版の内閣府の調査では、以下のようなデータがあります。

| 妻の時間 | 夫の時間 | |
|---|---|---|
| 1日あたりの家事・育児時間 | 約370分(6時間10分) | 約80分 |
6歳未満の子どもを持つ共働き世帯の場合、妻の家事育児時間は1日約6時間、夫は約80分と、妻の負担が約4.6倍という結果でした。
ワンオペ育児が引き起こす問題として、旦那を嫌いに感じやすくなり、心身の疲労が蓄積しやすいのは当然です。夫婦間の不公平感が募り、会話が減っていったり、嫌悪感が出てきたりしてきます。
一人で抱え込みすぎるのではなく、専門家に相談して、プロの手を借りるのも一つの手段です。
2. 思いやりや感謝の言葉がない
日々の暮らしで「ありがとう」や「お疲れさま」といった一言が欠けていると、結婚後の関係性も悪くなりがちです。当初のような愛情がなくなり、寂しさを感じることもたくさんあるでしょう。
2024年11月に明治安田生命保険相互会社が実施した「夫婦円満のために必要なこと」の調査では、1位が「よく会話する」でした。
そして、2位である「感謝の気持ちを伝える」と回答したのが36.9%です。

つまり、長期的な夫婦関係を築くうえで、感謝や思いやりの言葉は必要です。家事や仕事を懸命にこなしても、感謝の言葉がない日々が続くと、相手が嫌になるのは当然でしょう。
パートナーに思いやりを感じない場面は、以下のような例が挙げられます。
- 食事の準備や片付けをしても何も言われない
- 子どもの世話を一人で担っても労いがない
- 体調不良でも気遣いの言葉がかけられない
感謝を伝え合う習慣がない夫婦ほど、相手に不満を感じやすくなるでしょう。
3. 金銭感覚のズレで将来が不安になる
旦那との金銭感覚のズレがあることも、嫌だと感じる原因です。たとえば、趣味や交際費に無計画にお金を使ったり、貯蓄しなかったりする場合にストレスを感じやすくなります。
夫婦のマネー事情に関する調査では、配偶者のお金の使い方に「不満がある」と回答した割合は50.7%でした。不満の理由として「節約しない」「無駄遣いが多い」があります。
また、実際にお金の管理について、どちらが主導なのかというデータは以下のとおりです。

48%で妻側が管理しているため、旦那のお金の使い方に不満を持つ人も多いでしょう。
お金の価値観のズレは単なる家計の問題にとどまらず、夫婦間の信頼関係にも直結します。「この人と一緒にいて大丈夫なのか」という不安にもつながります。
お金がない家庭に共通する特徴や今すぐできる家計改善方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

4. モラハラや威圧的な言動がある
旦那からの「モラルハラスメント(モラハラ)」によって、心が傷つくケースもあるでしょう。たとえば、人格否定や無視、あるいはバカにするような命令口調での説教も含まれます。人として信じられない無神経な反応に、腹が立つのも無理ありません。
暴言が続くと、言われたパートナーは自己肯定感を持てません。このようなハラスメントによって、精神的に不安を感じたり、うつを引き起こしたりすることにもつながりやすいのです。
こうした威圧的な態度によって孤立感を抱いたり「自分が悪いのかな」と無力感につながったりもします。
ときにはPTSD(心的外傷後ストレス障害)に似た症状を引き起こすこともあります。
| PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは PTSDは、トラウマで過去の経験がフラッシュバックのように思い出されたり、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。PTSDは決して珍しいものではなく、精神医療においては「ありふれた」病気の一つであるといえます。 参考:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
嫌いと感じるストレス以上に、相手に恐怖を感じるようになると、二人だけで問題を解決するのは難しいかもしれません。まずは自分の心を一番に優先してください。
5. 生活マナーや清潔感がない
ちょっとした生活マナーの積み重ねがストレスとなり、相手への苛立ちが増えます。たとえば「食べ方が汚い」「部屋が臭い」といった日常の違いに、常にうんざりしてしまいます。
他にも、以下の配慮がない場合は問題になりやすいようです。
- 衛生観念のズレ
- 洗濯物や脱いだ服の放置
- 食事中のマナー
- 部屋の片付け
洗濯物を放置したり、私物を散乱させたまま片付けなかったりするなどの習慣によって、知らず知らずのうちにストレスを感じてるかもしれません。
こういった価値観や生活習慣のズレは、夫婦関係にも影響します。
6. 義実家問題で味方になってくれない
義実家との問題で、旦那が味方になってくれないケースもあります。
たとえば、義実家からの過度な干渉や育児方針への無遠慮な口出しなどが続くと、ストレスを感じやすいものです。本来なら、あなたを守るべきパートナーが義実家の意向を優先していると、距離を取りたくなるでしょう。
パートナーと対立しやすい事例は、以下のとおりです。
- 育児方針に対して義実家側の意見を尊重する
- 義実家に訪問したときの家事の負担を考えてくれない
- 精神的なストレスを軽視し、義実家との関係を調整しない
このような行動が続くと、夫婦関係に必要な信頼が損なわれるでしょう。嫌悪感を感じ怒りが蓄積していきます。
7. 浮気や嘘、セックスレスで信頼がなくなる
浮気や嘘などパートナーからの裏切りは、嫌いになる原因の一つ。相手の小さな嘘が続くと、イライラしたり悲しくなったりするのは自然なことです。
既婚者クラブが女性を対象に実施した調査では、約132人が「浮気や不倫で嫌いになった」と答えています。

レスの悩み、夫婦の営みの拒否など性的な不一致も深刻です。一度信頼を失うと、優しくされても素直に喜べず、悲しみや嫌気が溜まっていきます。
このようなデータから、パートナーの自己中心的な言動によって、女性の心が傷つくことがわかります。
たとえば、家庭より自分の趣味や友だちと遊んでいたり、人の話を聞かなかったりするなども信頼がなくなる原因です。
相手に変わってもらおうとするより、自分が抱えるストレスを解消しながら、対処するのも一つかもしれません。
専門家プロファイルでは、心理カウンセラーの佐藤寛朗さんが、不倫や信頼関係の欠如に悩む夫婦の今後について回答しています。
【質問(要約)】

教育方針の不一致や妻からの見下し発言、夫の不倫などがあり、夫婦関係が冷え切っている友人夫婦についての相談です。自閉症の娘さんが急死したことをきっかけに、二人の関係は修復に向かうのか、それとも離婚に至るのでしょうか。
【回答】

離婚の可能性について このご夫婦には、いくつかの要因が重なって夫婦関係がかなり消耗している印象を受けます。 ・ 価値観のずれ:特に娘さんに対する接し方や育て方に関する考えの違いは、重大な不協和音を生んでいます。母は現実的・実務的で時に厳しく、父は感情的なつながりを重視していたように見えますが、それが建設的な対話に結びついていない。価値観のズレは夫婦関係維持にとても大事だと感じます。
・信頼と尊重の欠如:事後報告、見下すような発言、共感を示さない態度など、相手を「対等なパートナー」として扱う土壌がかなり弱まっています。すべての人間関係安心と信頼が大事です。その信頼残高が低下していると思われます。
・父の心の乖離と不倫:すでに精神的な拠り所を外部に求めてしまっており、本人自身も「嫁は大事だが、好きではない」と明言していることから、感情的には夫婦関係が終わりかけているように見えます。こうした点をふまえると、離婚のリスクは相当に高いといえます。特に娘さんの死をきっかけに家族のタガが外れることも考えられます。
娘さんの死によって絆が深まる可能性はあるのだと思うのですが、喪失体験を経て、夫婦が初めて「同じ痛みを知る存在」としてお互いを再認識する可能性もゼロではないと思うのですが、前後の不倫等考えると難しいと思われます。
今ある家族を見直し再構築することもできると思いますが、そのためには、十分な対話が必要だと思うのですが、難しいと言わざるを得ないですね。お互いにどうしたいかという意思の振り返りと対話できるなら良いのですが…。
結論:現状は「離婚予備軍」、ただし変化の余地はわずかに残っている このご夫婦は、お互いの価値観や過去の不満が堆積している一方で、「外から見れば普通」なのかもしれません。娘さんの死によって壊れる方向に向かうか、それとも「本当の意味で向き合う」契機になるかは、これからの課題と思われます。まずは夫婦での相互の思いの確認と対話が必要。修復したいなら第三者(お住みの市役所の無料相談、家裁の調停やカウンセリング等)に入ってもらうことも考えられます。
パートナーへの信頼が揺らいだ時、関係を修復できるのか、それとも別の道を歩むべきなのか迷うこともあるでしょう。専門家の視点を取り入れることで、自分たちだけでは見えなかった解決の糸口が見つかるかもしれません。
旦那への嫌悪感を軽減する5つの対処法

旦那に対してモヤモヤを抱える女性は、自分の感情を整理して、いくつか対処方法を試してみると良いでしょう。具体的な方法は以下の5つです。
- 物理的に距離を取る
- 期待しすぎない
- 趣味や友人で逃げ場を確保する
- 夫婦でカウンセリングを受ける
- 感情的にならず要望を伝える
実践しやすいものから取り入れ、心のストレスや負担を減らしましょう。
1. 物理的に距離を取る
つらいときは、無理に一緒にいようとせず物理的に距離をとりましょう。夜は別室で寝たり、たまの休みに実家へ帰ったりするのも一つの方法です。
相手の顔色を気にしない時間があると、精神的にも休まり、冷静さを取り戻せます。
以下の様な手段で、距離を取ることができます。
| 方法 | 備考 |
|---|---|
| 寝室を分ける | ・睡眠環境を整える ・ストレス軽減と冷静さを確保する |
| 週末だけ実家に帰る | ・心身をリセットする ・数週間~数か月の冷却期間にする |
| 夫婦の接触時間を最小限にする | ・子どもの生活リズムを維持する ・喧嘩や衝突を避ける |
物理的に距離を置くことで、一時的な感情も落ち着くでしょう。夫婦の今後についても、冷静に考える時間を持てるはずです。
状況によっては、信頼できる友人に相談するのも選択肢の一つです。心が落ち着いてきたら自分のペースで対話の機会を設けて、関係を見直していくと良いでしょう。
2. 期待しすぎない

旦那に対して理想が高すぎると、現実とのギャップに落ち込むかもしれません。
既婚者クラブの調査では、対処法として「期待しない」という割合は1,966人中1,174人です。旦那と過ごす中で約59.72%が期待しないという結果でした。
「こうして欲しい」という期待が伝わらないと、余計に腹が立ちます。元は他人同士。最初から期待しないと割り切ることで、少しは心が軽くなります。
ただし、期待値を下げることは関係性を諦めることではありません。パートナーに求めることについて、深く考えるきっかけになります。
たとえば結婚生活のために「夫に何を求めているか」を紙に書き出すことで、必要なものが何かを確認できます。
もしも精神的に苦しい状況であるのなら、心に余裕を持たせる応急処置としてとらえてみてください。
3. 趣味や友人で逃げ場を確保する
夫婦関係だけの交流になると、ストレスの行き場を失い苦しく感じやすいものです。
一方で趣味や友人との時間は、自分らしさを取り戻せます。社会的な交流は、夫への依存度を下げる機会となります。
精神的なバランスを保つことができて、家庭の問題と適切な距離を取れるようになるでしょう。具体的には以下の方法があります。
- 趣味に没頭する時間を週に数回確保する
- 信頼できる友人や家族と会って本音を話す
- コミュニティなど共通の関心を持つ人とつながる
自分の居場所が持てると、旦那だけの世界から視野が広がります。妻や母親としての役割から離れて、自分自身に戻る時間も必要です。
4. 夫婦でカウンセリングを受ける
どうしてもうまく夫婦間のコミュニケーションがとれない場合は、公認心理師などの専門家からアドバイスをもらえるサービスを利用するのも手です。第三者が入れば、冷静に相手の話を聞くことができ、解決の糸口が見つかります。
| カウンセリングを選ぶ際のポイント ・公認心理師や臨床心理士など資格を持つ専門家を選ぶ ・対面・オンラインなど自分に合った形式を選択する ・秘密保持が徹底されているか確認する |
夫婦そろって受けるのが理想ですが、一方だけの参加でも効果が期待できることもあるでしょう。
自身の考え方や関わり方が変わることで、関係性に良い変化が生まれるケースも珍しくありません。
5. 感情的にならず要望を伝える
感情的な言葉だと、理解してほしい課題や要望が伝わりにくい傾向です。パートナーに不満を伝えるときは、できるだけ「私」を主語にした言葉で話すことが大切です。
たとえば「あなたは家事をしない」ではなく「私は家事を一人で抱えて疲れている。だから週末は洗濯を手伝ってほしい」と伝えます。
| 建設的に要望を伝えるポイント ・お互いリラックスしている時間に、邪魔が入らない場所で話す ・「家事の件で話したい」と事前に時間を取る旨を伝える ・感謝や労いの言葉を添えてから要望を伝えると受け入れられやすい |
要望に理由を添えながら、相手の立場も考慮して話すことで、やり取りが進みやすくなります。
専門家プロファイルでは、行政書士・メンタルケア心理士の吉田 美如さんが、価値観の違いや自身の言動が原因で夫と衝突してしまうという悩みに対して回答しています。
【質問(要約)】

結婚3年目、3ヶ月の子どもがいます。価値観の違いから週に一度は喧嘩になり、私の無意識の言動に対して夫から「思いやりが欠けている」と失望されてしまいます。関係修復のために自分を変えることはできるのでしょうか、それとも離婚すべきか悩んでいます。
【回答】

まだ3ヶ月の赤ちゃんがいらっしゃりながら、育児や家事をしながらも、ご主人に対するご自身の言動に気をつけながら生活されているということは、既に大変な努力をなさっていると思います。
価値観の違いを感じ始めたり、喧嘩をするようになったのは、いつ頃ですか。きっと、何か引き金になったことがあるのかも知れませんね。
生後3ヶ月の赤ちゃんをお世話しながら、きちんと家事をなさっていることだけでも、大変なご苦労だと思います。 頑張り過ぎて、知らず知らずのうちに、ストレスを溜め込んでいらっしゃったりしませんか。 もし、何か思いあたる原因がおありならば、話し合いも必要ですし、ついつい無意識に行ってしまう言動に対しては、この時期、ご主人にも多少は目をつぶって頂くことも必要かも知れませんね。
私自身も経験しましたが、出産してからの一定期間、母として、妻として、あまりに役割が多すぎて、本心でないことを、それこそ無意識の言動をしてしまうことがありました。その上、育児や家事をきちんとできていたかどうかも、自信がありません。
育児や家事をしながらも、さらにご主人に対する言動を気遣うお気持ちがある、ゆきみだいふくさんは、立派だと思います。
3年前、お互いに思いやるお気持ちがあったからこそ、ご結婚に至ったのではないでしょうか。今さら成長できない、というわけではなく、一時的な心の変化が生じてしまっているだけかもしれません。
今は、お子さんも小さいですし、将来の夫婦の破綻を心配するのではなく、現状を少しずつでも変えながら乗り越え、円満なご夫婦関係に戻ることの方が早道ではないでしょうか。 たとえ喧嘩をしても、まだ話し合える機会があるので、お互いに寄り添えるはずです。 ご夫婦の妥協点が見つかるといいですね。
ぜひ本音を話せるご友人に聞いてもらったり、ときには、カウンセラーを活用する方法も有効かと思います。
夫婦関係に行き詰まりを感じた時は、自分たちだけで解決しようとせず、専門家に相談することで客観的な視点や解決の糸口が見つかるかもしれません。感情的な対立を避け、冷静に対話するための一歩として活用してみてはいかがでしょうか。
離婚すべきか判断する5つのポイント

冷静に考える期間を持ったうえで「旦那が嫌い」という気持ちが消えない場合、離婚を検討する人もいるはずです。離婚だけでなく、自分の今後の生活について整理するタイミングも必要です。
感情だけでなく、今後について冷静に判断するためのポイントは5つです。
- 夫に改善の見込みがあるか
- 経済的自立と離婚後の生活設計は可能か
- 子どもへの悪影響は許容範囲か
- 別居と離婚どちらにメリットがあるか
- 今が専門家に相談すべきタイミングか
生活スタイルや環境をゆっくり考えながら、自分にとってベストな選択を見つけましょう。
1. 夫に改善の見込みがあるか
本当に相手が変わる気持ちがあるかは、実際の行動変化を確認してみましょう。
言葉だけの謝罪ではなく、反省してるかどうか、どのような変化があったのかを見ます。
たとえば家庭に関する相談をしたあとなら、飲み会を断って早く帰宅したり言われなくても子どもの世話をしたり、目に見える変化が現れるはずです。
一時的な変化で判断せず、行動が数ヶ月以上続いて習慣になっているか、日記や行動を確認しても良いでしょう。
2. 経済的自立と離婚後の生活設計は可能か
離婚後の生活について考える場合は、経済状況を数字で把握しておきましょう。老後や先の暮らしについて、仕事の探し方や会社での立場、貯蓄などの確認が必要です。
2024年の総務省「家計調査年報」によると、消費支出の1カ月平均は、単身世帯で約18.40万円、2人以上世帯で約32.50万円です。また地域によっても必要な金額は大きく違います。
自分の給与や貯蓄、養育費の他、婚姻中に築いた財産を原則半分ずつ分ける財産分与も考慮します。
・現在の貯蓄額と財産分与で得られる金額
・離婚後の生活費の把握
・就労収入の見込みや児童扶養手当などの制度
「来月の家賃はどうしよう」「子どもの学費は足りるか」といった漠然とした不安を抱え続けるのは辛いものです。
具体的な数字でシミュレーションすれば、パートナーとの関係を解消したあとの生活が、現実的に可能か見えてきます。
また、夫婦でペアローンを組んでいる場合、離婚時の住宅ローン問題は複雑になりがちです。具体的な対処法については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

3. 子どもへの悪影響は許容範囲か
父親と母親の不仲は、子どもに大きな影響を与えます。今の夫婦関係が与えている影響や離婚後の生活がもたらす影響の両方を見てみましょう。
夫婦間関係が悪い状態が続くと、子どもは不安感を覚えたり、抑うつなど多面的な悪影響を与えたりしかねません。家庭内別居のような冷え切った空気の中にいるより、別れた方が健やかに育つケースもあります。
子どもの為に何が一番かを考えましょう。パートナーとの話し合いをする機会を設けたり、子どもと話したりする時間も必要です。
また厚生労働省の養育費に関する調査によると、母子世帯の養育費は以下のような受給状況でした。

離婚後は、養育費を「現在も受けている」と答えた母子世帯の割合は15.5%でした。
離婚するかどうかは、生活面においても考慮しながら、子どもの心の成長も考えてみてくださいね。
4. 別居と離婚どちらにメリットがあるか
夫婦の別居は、冷却期間を保つための選択となります。一方で離婚の場合、法的に関係を終了させて人生をスタートできる選択です。
どちらが適しているかは、あなたの状況によって異なります。
| 項目 | 別居 | 離婚 |
|---|---|---|
| 関係修復の可能性 | 残る | なし |
| 法的な婚姻関係 | 継続 | 解消 |
| 精神的ストレス | 軽減する | 新生活への切り替えが必要 |
| 経済的負担 | 二重生活費の発生 | 財産分与・養育費で整理 |
| 子どもへの影響 | 生活環境は維持しやすい | 環境変化への対応が必要 |
夫との関係修復を少しでも望むなら別居で距離を置くのも良いでしょう。関係修復の意思がなく将来設計を明確にしたいなら、離婚を選ぶ選択肢も一つ。
双方のメリットも考慮しながら、段階的にアプローチする方法もあります。
5. 今が専門家に相談すべきタイミングか
一人で悩み続けても答えが出ないときや紹介した対処法を試しても状況が変わらないときは、専門家の力を借りるタイミングです。
弁護士に相談すれば、離婚時の精神的負担を軽減します。一人で解決することなく、法的にも有利に親権の取り決めも進みやすいです。
また、夫婦カウンセラーなどに相談する場合も、夫婦関係を続けるべきか冷静な判断につながります。
・夫との話し合いが感情的になり進まない
・離婚条件や親権で揉めそうな予感がある
・自分の気持ちが整理できない
たとえば、オンライン相談なら場所や時間を選ばず匿名で相談できるため、気軽に利用できるでしょう。
専門家プロファイルでは、恋愛恐怖症・心の問題カウンセラーである堀江健一さんが、うつ病の夫との今後の関係に悩む相談者からの質問に回答しています。
【質問(要約)】

些細な喧嘩後、夫が実家へ戻りうつ病と退職が発覚。生活費やローンの全負担、発達障害の息子の育児に限界を感じています。夫は戻れず離婚もせずという状況ですが、このまま回復を待つべきか、見切りをつけて離婚すべきか答えが出ず苦しんでいます。
【回答】

(前略) 奥様に関して、今一番心配なのは、奥様が非常に孤立しており、孤独感を強く持たれておられるのではないだろうかと言う点です。孤独感と言うのは現実の不安を数倍強く感じさせてしまうものです。 経済的なご不安もお強いでしょうから、相談に掛けられる資金もあまりかけたくはないでしょうから、市の女性相談室のような施設で良いので、誰かにその不安や怒りを話されてみるだけでも精神的に落ち着き、余裕も出るものではないかと思われます。 (中略) 「早く辛さから抜け出したい」と思われるのは当然のことと思いますが、焦る気持ちが余計に辛さを読んでしまうものです。未来の心配をして不安になるよりは、今出来る事を少しでも考えて、その事に集中なさるのも一つの重要な対処法です。 (後略)
引用:専門家プロファイル|うつ病の夫と別居中 どうすればいいか分からない
このように、一人では抱えきれない悩みも、専門家や第三者に話すことで現状を整理し、冷静な判断を取り戻すきっかけがつかめるかもしれません。
離婚を決意したときの準備と手続き

離婚したい場合、感情だけでなく冷静に準備を進める必要があります。後悔のない離婚に向けて、必要な準備をしてください。
旦那との関係維持が難しいと判断した場合は、以下の流れで手続きを進めます。
- 離婚前に確認すべき経済面の準備
- 円満離婚に向けた話し合いの進め方
- 親権と養育費の取り決め
- 離婚届と必要書類の準備
離婚の手続きなどを把握しておくことで、万が一に備えましょう。
離婚前に確認すべき経済面の準備
離婚前に、夫婦で築いた財産をしっかり把握することが最優先です。名義にかかわらず婚姻中に協力して形成した財産は、すべて対象となります。
- 預貯金
- 不動産
- 保険の解約返戻金
- 退職金など
このような財産分与は原則2分の1ずつで、通帳や保険証券の履歴開示が必要です。
離婚後の生活費がどれくらいかも把握しながら、今後の生活に関してゆっくり考えましょう。
たとえば経済面に不安な場合、児童扶養手当や生活保護など、ひとり親家庭向けの公的支援制度などもあります。自治体の福祉窓口で相談したり、一人で抱え込んだりしないようにしてください。
円満離婚に向けた話し合いの進め方
夫婦関係を解消するために、離婚の意思を伝えるときは、落ち着いて話せる環境を選びましょう。
感情的になっているタイミングは避けて、時間的余裕がある休日が適しています。
話し合いでのポイントは以下です。
- 離婚したい理由を具体的に伝える
- 相手の意見にも耳を傾け、譲歩できる点を探す
- 財産分与や養育費など条件を一つずつ整理する
無理な要求や一方的な意見にならないように、円満な合意に近づけます。
どうしても感情的になってしまう場合は、第三者を間に入れることで冷静に話ができるでしょう。
親権と養育費の取り決め
離婚後の生活を整える際、親権と養育費は最優先で決めるべき項目です。
感情的な対立が起こりやすい部分であるがゆえに、客観的なルールを知っておきましょう。
親権には「子の福祉」が優先されていて、子どもにとってどちらが良いかという視点から決定されます。
過去に片方しか持てなかった親権ですが、2026年4月からは「共同親権(父母双方が親権を持つ)」も選択可能です。
もし話し合いで決まらない場合、最終的な判断を下すのは家庭裁判所です。具体的には、以下の内容で判断されます。
| 算定に必要な情報 | 内容 |
|---|---|
| 義務者の年収 | 給与所得者か自営業者かで計算方法が異なる |
| 権利者の年収 | 収入がない場合は0円として算定 |
| 子どもの人数 | 1人・2人・3人で表が分かれる |
| 子どもの年齢 | 0〜14歳と15歳以上で区分する |
| 特別事情 | 教育費や医療費などの加算要素 |
家庭の事情によって親権や養育費は異なるため、専門家と相談しながら決めましょう。
離婚届と必要書類の準備
離婚届は全国の市区町村役所窓口で無料で入手できます。
協議離婚では夫婦双方の署名に加え、成年の証人2名の署名が必要です。提出時に必要な書類は以下のとおり。
| 必要書類 | 備考 |
|---|---|
| 離婚届 | 証人2名の署名が必要(協議離婚の場合) |
| 本人確認書類(身分証) | 運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付き |
| 戸籍謄本 | 令和6年3月1日以降、本籍地以外での届出でも原則不要 |
| 調停調書の謄本 | 調停離婚の場合のみ |
| 判決書の謄本・確定証明書 | 裁判離婚の場合のみ |
記入ミスは窓口で訂正できるため、入念に準備を進めましょう。自分や家族がより良い生活を送るために、納得できる選択をしてくださいね。
旦那が嫌いな原因に関するよくある質問

旦那が嫌いだと感じるときに、女性がよく悩む疑問や質問についてご紹介します。
旦那が嫌いだと思う原因が根深い場合、離婚の選択を踏み切るケースもあるでしょう。厚生労働省が公表するデータでは、日本の離婚率は人口1000人あたり約1.55件でした。
ただし、経済的な理由や子どもの年齢などを考慮して「離婚するほどではない」という方もいます。離婚する・しないの選択は人それぞれであり、自分の心身の健康を優先して判断しましょう。
我慢するだけが、必ずしも子どもの幸せにつながるとは限りません。
長期間続く夫婦の不仲な関係性は、子どもの情緒不安定や自尊感情も低くする可能性があるからです。
子どもに良い影響を与えられる選択肢を取り、家族が幸せに暮らせる環境を整えられるのが良いでしょう。
身体的や精神的なDV、モラハラがある場合、まずは距離を置くことが大事です。
他にも以下の理由から離婚を考えるケースもあります。
- 一方的な非難
- 責任転嫁
- ギャンブル依存による借金
- 会話が成立しない
自身と子どもを守るためにも、家庭に関する悩みを抱えている場合は専門家へ相談しましょう。
パートナーへの不満や怒りがおさまらないときは、まずはその場を離れて、物理的に距離を取るのも効果的です。
毎回我慢をしていると、ストレスから感情のコントロールも難しくなります。時間を置いて冷静になってから、信頼できる人やカウンセラーに相談してみるのもおすすめです。
「旦那がいるときだけ体調が悪くなる」といったケースは、夫源病(ふげんびょう)の指標の一つです。
たとえば、夫がいる時間帯に不調を感じたり、一人の時間や外出中は体調が改善したりするなど、症状があればわかりやすいようです。
ただし、他の疾患の可能性もあるため、自己判断せずきちんと医療機関を受診しましょう。
女性は30~34歳、男性は35~39歳が離婚のピークです。30代前半は結婚・出産・子育てなど人生の転換期が重なり、価値観のズレが顕在化しやすい時期といえます。
ただし、年齢は統計上の傾向であり、人によってまったく違います。自分らしいタイミングで、後悔のないよう選択しましょう。
まとめ
この記事では、旦那を嫌いになってしまう原因や対処法、離婚を考えるべきかの判断基準について解説しました。
夫へのストレスや「嫌い」と思う感情を我慢し続けると、心身の健康を損ないかねません。
物理的な距離を置きながら、相手への期待値を下げるなど、自分の心を守る方法を試してみてください。
我慢だけが正解ではありませんし、専門家に相談することも可能です。もし、一人で悩み続けて答えが出ない場合や離婚に伴うお金や法律のことが心配だと感じたら、専門家の力を借りるのも一つの選択肢です。
専門家プロファイルでは、夫婦関係の修復や離婚問題に詳しい専門家を見つけることができます。心から笑って安心できる未来を選ぶためにも、ぜひ相談してみてください。

