お金の悩み

国民健康保険と扶養どっちが得?あなたの最適解を解説

Dependent Social Welfare Comparison
専門家プロファイル

「扶養のままと国保に加入、結局どっちが得なの?」
「年収の壁ってよく聞くけど、自分の場合はどうなるんだろう…」

働き方で悩むあなたへ。

国民健康保険と社会保険、どちらが得かを徹底解説します。

3秒診断チャートと手取り比較表を使えば、最適な選択が一目瞭然。短期的な損得と長期的な安心、両方を考慮したライフプランを支援します。

国保か扶養か?損得をすぐ知る方法

 Scale insurance vs dependence

まずは、あなたがどちらの保険を選ぶべきか、簡単な診断と早見表でサクッと確認してみましょう。

3秒診断!フローチャートで最適な選択肢を判断

いくつかの簡単な質問に「YES/NO」で答えるだけで、あなたに合った選択肢が見えてきます。

  1. 現在、配偶者や親の健康保険の扶養に入っていますか?
    • YES → 2へ進む
    • NO (退職した・自営業など)→ 選択肢は「国民健康保険」か「社会保険(自分で加入)」です。
  2. 年間の収入見込みは130万円を超えそうですか?
    • YESC:国保/社保(扶養から外れるため、自分で加入が必要)
    • NO → 3へ進む
  3. 年間の収入見込みは106万円を超え、以下の条件をすべて満たしますか?
    • ☑ 従業員数101人以上(2024年10月~51人以上)
    • ☑ 週20時間以上勤務
    • ☑ 月収8.8万円以上
    • ☑ 雇用期間2ヶ月超
    • ☑ 学生ではない
    • すべてYESB:勤務先社保(加入義務が発生)
    • ひとつでもNOA:扶養(保険料負担なしで維持可能)

年収別早見表:手取り額の損益分岐点を一目で確認

「扶養を抜けると、結局手取りはどうなるの?」

この疑問に答えるため、年収別の手取り額をシミュレーションしました。どのラインを超えると損益が逆転するのか、チェックしてみてください。

年収①扶養のまま(保険料0円)②国保に加入(扶養を抜ける)③社保に加入(自分で加入)備考
103万円約103万円税金の壁
所得税がかかり始める
106万円約106万円約88万円社保の壁
条件を満たすと社保加入
130万円約130万円約108万円約107万円扶養の壁
この収入を超えると扶養から外れる
150万円約123万円約122万円「働き損」を取り戻し始めるライン
170万円約138万円約139万円社保加入の方が手取りで上回り始める

※手取り額は所得税・住民税・保険料を引いた概算です。お住まいの自治体や家族構成により変動します。

早見表から分かるように、年収130万円付近で手取りが逆転します。

扶養を外れるなら、手取り減少をカバーできる150万円以上を目指すか、手厚い保障を重視するかの判断が必要です。

国保と社保(扶養)の決定的な3つの違い

Comparison 3 differences

「保険料」や「保障内容」など、両者には大きな違いがあります。

この違いを知ることが、最適な選択をするための第一歩です。

保険料:計算方法と負担額の違いを徹底比較

保険料の決まり方と、誰がいくら負担するのかが根本的に異なります。

  • 家族の扶養に入る場合
    • 保険料負担: 0円、これが最大のメリット
  • 国民健康保険(国保)に加入する場合
    • 保険料負担: 全額自己負担
    • 特徴: 収入が不安定だと負担が重く感じられることも
  • 社会保険(社保)に自分で加入する場合
    • 保険料負担: 勤務先と自分で半分ずつ負担(労使折半)
    • 例: 月収20万円なら、社保の自己負担は約3万円ですが、会社が半分を負担してくれます

保障内容:傷病手当金・出産手当金の有無を比較

病気やケガ、出産で働けなくなった時の保障に大きな差があります。

特に、社会保険には国保にはない手厚い保障が用意されています。

保障内容国民健康保険社会保険(自分で加入・扶養)
医療費の自己負担3割3割
傷病手当金なしあり(給与の約2/3を最長1年6ヶ月受給)
出産手当金なしあり(産休中に給与の約2/3を受給)

社保の強みは傷病手当金と出産手当金。

病気やケガで4日以上休むと給与の約2/3が支給されますが、国保には原則ありません。

将来の年金:国民年金と厚生年金の受給額差

社会保険に加入すると、将来もらえる年金額も変わってきます。

  • 扶養 or 国保の場合
    • 加入するのは「国民年金(基礎年金)」のみ
  • 社会保険に自分で加入する場合
    • 「国民年金」に加えて「厚生年金」にも加入
    • 将来、国民年金に厚生年金が上乗せされて支給されるため、受給額が多くなります
年金受給額差の例:

40年国民年金のみなら月約6.8万円ですが、厚生年金に20年加入すれば月約9.5万円にアップする可能性があります。

パート主婦の働き方と保険の選び方

Housewife how to decide

パートで働く主婦(主夫)の方にとって、「年収の壁」は避けて通れない問題。壁の意味を正しく理解し、自分に合った働き方を見つけましょう。

社会保険の加入条件「106万円の壁」を解説

「106万円の壁」とは?以下の条件をすべて満たすと、社保加入義務が発生します。

  • ☑ 従業員数101人以上(2024年10月~51人以上)
  • ☑ 週20時間以上勤務
  • ☑ 月収8.8万円以上
  • ☑ 雇用期間2ヶ月超
  • ☑ 学生ではない

これらの条件を満たす場合、会社側で手続きを進めてくれます。

130万円の壁:扶養を外れるメリット・デメリット

年収が130万円を超えると、会社の規模などに関わらず扶養から外れ、自分で国保か社保に加入する必要があります。

  • 扶養を外れるメリット
    • 将来の年金が増える(厚生年金)
    • 傷病手当金、出産手当金がもらえる(社保)
  • 扶養を外れるデメリット
    • 手取りが減る(保険料負担)
    • 例:年収130万円で扶養を外れると、手取りが約20万円減る場合も

年収の壁と手取り逆転現象のシミュレーション

壁を少しだけ超えてしまうと、保険料負担で手取りが減る「働き損」が発生することがあります。

年収税金・保険料(概算)手取り額(概算)備考
129万円(扶養内)約2万円約127万円扶養の恩恵を最大化
131万円(扶養外)約23万円約108万円手取りが約19万円ダウン

年収135万円の人は125万円の人より多く働いても、手取りは約10万円減。「働き損」解消には年収150万円以上が必要です。

ただし、労働時間増で家事や育児がおろそかになると、QOLが低下する可能性も。「見えないコスト」も含めて判断しましょう。

以下に国民健康保険と扶養のどちらが得かを悩んでいる主婦の相談例があります。専門家プロファイルではこのように個人の悩みに対して専門家が答えてくれます。

【専門家の回答】扶養を抜けるべきかの相談について

専門家プロファイルでは、ファイナンシャルプランナーの三島木 英雄さんが、扶養内で働き続けるべきかについての相談に答えています。

質問者
質問者

主人の会社では103万を超えたら扶養は抜けますといわれています現在、賞与も多少出ているのでトータルすると年収が145万前後になります。

年収145万で扶養から抜けるのはやはり損なんでしょうか・・・

専門家
専門家

扶養内の問題はとても切実なテーマですが来年以降、扶養内で働ける人は減少させていくことが政府の方針ですから、遅かれ、早かれかと思います。

年収145万で扶養から抜けることが損かどうかですが、まず、ご主人様の年収が少し下がります。
配偶者控除というものが無くなりますので38万円分の所得控除がなくなります。仮に所得税率10%であれば、住民税と合わせて7万程度年収が下がります。

また奥様の収入は仕事が増える分上がりますが、国民年金と国民健康保険所得税、住民税で概ね年間30万程度の負担がありそうですね。

扶養内から145万にアップした際ですが

合計すれば世帯で42万円の収入増に対して37万の負担増になりそうです。金銭的にはマイナスではありませんが、仕事増加分をどう考えるかですね。

私個人的には「今後の働きやすさ」を第一に考えて
扶養から外れる等は、いずれ変わることですし2番目に考えることになる今後だと思います。今後も踏まえて、水面下で社会保険完備の会社の面接を開始
しても良いかもしれませんね。

株式会社FPリサーチパートナーズ
http://www.fp-research.jp/

引用:専門家プロファイル|扶養内で働くべきかについて

もしあなたが専門家に相談すべき悩みを抱えているなら、専門家プロファイルで一度聞いてみてはいかがでしょう。

あなたと同じ悩みの解決が見つかる!

退職後の健康保険:損しない判断ポイント

flow diagram retirement

退職後の保険、どう選ぶ?損しないための3つの選択肢を解説します。

3つの選択肢:国保・任意継続・家族の扶養

退職後の主な選択肢は3つ。それぞれの特徴を比較してみましょう。

  • ①国民健康保険
    • 退職理由により大幅な軽減措置あり
  • ②任意継続
    • 在職中の保険を継続できるが、保険料は全額自己負担
  • ③家族の扶養
    • 保険料0円だが、加入条件が厳しい
ここで重要なのが、退職理由が「会社都合(解雇、雇い止めなど)」の場合

国民健康保険料の計算基礎となる前年所得を「30/100」として計算してくれる軽減措置があります。任意継続より圧倒的に安くなるケースがほとんどなので、離職票の確認は必須です。

任意継続:保険料と加入期間の注意点

退職後も会社の健康保険を続けられる「任意継続」には、いくつか注意点があります。

  • 保険料は2倍になる(会社負担分がなくなるため)
  • 最長2年しか加入できない
  • 退職後20日以内に手続きが必要

失業手当受給中の扶養加入制限について

退職後に失業手当(雇用保険)を受給する場合、その金額によっては家族の扶養に入れないことがあります。

  • 扶養の認定基準は、多くの場合「日額3,612円未満」
  • 失業手当の日額がこの基準を超えると、受給期間中は扶養から外れる
  • 扶養から外れた期間は、自分で国民健康保険に加入する必要がある

フリーター・バイト掛け持ちの保険はどうなる?

Freelance part time insurance

フリーター必見!バイト掛け持ちでも社保に入れる?

将来を左右する保険の知識を解説します。

フリーターの社会保険加入メリットと条件

フリーターの方こそ、社会保険のメリットは大きいと言えます。

  • メリット:
    • 国民年金に厚生年金が上乗せされ、将来の年金が増える
    • 病気やケガで休んだ際に傷病手当金がもらえる
    • 保険料の半分を勤務先が負担してくれる
  • 加入条件:
    • パート主婦の「106万円の壁」と同様の条件(週20時間以上、月収8.8万円以上など)を満たす場合に加入対象となります

バイト掛け持ち時の社会保険の扱い

複数のバイト先での労働時間を合算して、社会保険の加入対象になるケースがあります。

  1. まず、メインの勤務先Aで社会保険の加入条件を満たしているか確認。
  2. 満たしていない場合、複数の勤務先の労働時間を合算して条件を満たすか確認。
  3. 満たすなら、自分でメインの勤務先を選択し、年金事務所に申し出ることで社会保険に加入可能。

国保・扶養に関するよくある疑問Q&A

QNA about insurance

国保・扶養の疑問を解決!Q&Aで分かりやすく解説します。

扶養を抜けて国保加入時の保険料目安

年収130万円を超えて扶養から外れ、国民健康保険に加入した場合の保険料の目安です。

年収年間の国保料(概算)
130万円約12万円
150万円約15万円
200万円約21万円

※上記はあくまで目安です|国民健康保険料は、お住まいの市区町村や前年の所得、世帯構成によって大きく異なります

妻が扶養に入ると夫の給料は減る?

夫の給料(額面)自体が減ることはありません。

ただし、税金の計算が変わることで、夫の「手取り額」が減る可能性があります。妻が扶養から外れると、夫の「配偶者控除」などが適用されなくなり、税負担が増えるためです。

夫が自営業(国保)の場合、妻はどうなる?

夫が自営業で国民健康保険に加入している場合、妻は自身の収入に関わらず、自分自身の国民健康保険に加入し、保険料を支払う必要があります。国保には「扶養」がないからです。

ここで、自営業やフリーランスの方が見落としがちな選択肢が「国保組合」。

建設業、医師、美容師、文芸美術など特定の業種には、独自の健康保険組合が存在します。

所得に関わらず保険料が定額である場合が多く、市区町村の国保よりも大幅に安くなる可能性も。該当する業種であれば、必ず調べてみてください。

まとめ:あなたの最適な選択を見つけるために

国保 vs 扶養、結局どっちが得?3秒診断と早見表で今すぐチェック!

  • 目先の手取り?将来の安心? ライフプランに合わせて賢く選ぼう。
  • 迷ったら、勤務先や役所に相談を。

この記事が、あなたのライフプランに合った最適な保険選びのきっかけとなれば幸いです。

具体的な働き方の調整については勤務先の上司や人事部へ、保険の切り替え手続きについてはお住まいの市区町村役場や年金事務所へ、ぜひ一度相談してみてください。

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初めまして。専門家プロファイル・主任ナビゲーターの中野です。 私の役割は、あなたが抱える悩みを整理し、解決策を持つ『本物の専門家』へと橋渡しすることです。 元々、専門家プロファイルはあらゆるジャンルの優れた専門家が集結したメディアです。 実は私自身も、過去に理不尽なトラブルや大きな壁に直面し、眠れない夜を過ごしたどこにでもいる悩める人でした。 当事者としてたくさん悩んだ経験があるからこそ、「いつでもスマホで専門家と繋がれる」という安心感を求めていました。 この専門家が集結するサービスは、”私のため”でもありますが、きっと"みなさんのため"にもなります。 一人で抱え込まず、気軽に専門家に質問や相談をしてみましょう。
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