歯の茶渋を自宅で取る方法|今すぐできる対策や歯医者でのクリーニングを解説

専門家プロファイル編集局

毎日のお茶やコーヒーによって出てきた、歯の茶渋が気になりませんか?

自宅でケアしたくても「重曹で磨けばいい」「歯の消しゴムで取れる」などの情報もあり、どうしたら良いのか悩む方も多いはず。

この記事では、茶渋が付着する仕組みや汚れを除去する方法もご紹介。歯科医院でのクリーニング費用の相場もわかります。

自宅でできるケアと歯医者に任せる時の違いを比較することで、自分の茶渋レベルに合った方法を見つけられますよ。

茶渋が歯に付着する仕組みとは?

歯の茶渋が付着する仕組み

歯に茶渋が付着する仕組みを理解すると、自宅でのセルフケアがより効果的になります。歯の表面で起こる着色のメカニズムは、以下の3つです。

  • ペリクル(薄い膜)の形成
  • タンニンの付着と着色開始
  • 時間経過による強固な結合

歯の組織や、色が変化していく仕組みがわかると、より適切な自宅ケアができます。

ペリクル(薄い膜)の形成

茶渋が付く理由は、歯磨き直後から作られる「ペリクル」という膜が関係しています。ペリクルは唾液中のタンパク質が歯の表面に付着してできる、0.1〜1μmほどの極薄い膜です。

ペリクル形成の仕組み
引用:ビバ歯科・矯正小児歯科

この膜には歯を酸や細菌から守る大切な役割がありますが、同時にお茶やコーヒーの色素が付着しやすい性質も持っています。

ペリクルは、磨いた数分後から生成され12~48時間ほどで安定します。自宅でどれだけ念入りに歯を磨いても自然に再生されるため、茶渋が付きやすい状態を完全に避けることはできません

そのため、食後のケアや歯磨きのタイミングを調整する必要があります。正しいタイミングで自宅ケアすることで、白い歯を維持できるでしょう。

参照:日本歯科医師会|テーマパーク8020 ホワイトニング

タンニンの付着と着色開始

「タンニン」とは、お茶やコーヒーに含まれる植物由来のポリフェノールです

タンニンが含まれた飲み物は、摂取後短時間で初期の付着が開始。歯の表面にあるペリクルへ結びつき、30分ほどで汚れとして定着しやすくなります

歯の茶渋の原因となるタンニンを多く含む飲み物は、以下のとおり。

飲み物100mlあたりの成分量
玉露230mg
紅茶70〜100mg
煎茶70mg
赤ワイン30〜50mg
参照:女子栄養大学出版部|日本食品標準成分表2020年版

中でも、ウーロン茶や紅茶は歯面への着色が進みやすく、飲食後に磨き残しがあると黄ばみが目立ちやすいようです。早めのうがい・歯磨きで、タンニンとペリクルの結合を防げます。

毎日お茶やコーヒーを飲む場合は、すぐにうがいするなど早めのケアで着色を抑えられます。放置すると茶渋が目立ち、通常のケアでは落としにくくなるため注意しましょう。

時間経過による強固な結合

茶渋が歯に付着してから時間が経つと、汚れが定着してステイン(着色汚れ)になります

この段階まで進むとイオン結合という強い化学反応が起こり、普段の歯磨きだけでは簡単に落とすことができません

エナメル質の構造
参照:デンタルテラス「エナメル質が薄くなるとどうなる?」

もともと、歯の表面を覆うエナメル質には、μm(ミクロン)単位の細かい溝があります。茶渋が歯の凹凸に入り込み汚れが蓄積すると、自宅での除去がさらに難しくなるでしょう。

さらに、玉露のようなタンニンが多い飲料を毎日摂り続けると、新しいステインが古い汚れの上に蓄積されていきます。

自宅でケアしている方が「いつの間にか歯が黄ばんでいた」と感じる場合は、汚れの蓄積が原因です。

【専門家の回答】治療した歯の詰め物や境目が変色してしまう原因とは

専門家プロファイルでは、歯科医師の石井さとこさんが、治療箇所の変色に関する以下のような質問に回答しています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

歯の補修部分の境目や表面の小さなくぼみが、時間の経過とともに黒ずんできて困っています。歯科医院では日々の汚れの付着であり仕方がないと説明されましたが、見た目が虫歯のようで気になります。本当に諦めるしかないのでしょうか。

【回答】

専門家
専門家

この補修した材料にもよるのですが、プラスチックなどのレジン系ですと、やはり時間が経つにつれて色が変化し、「白→黄→茶」に変色したりします。

これはプラスチックの材質特徴です。プラスチックをつめて、1〜2年以上経過している場合は、一度デンタルクリニックでチェックして、虫歯の進行があるかないか診てもらうのもいいです。

また、どうしてもイヤな場合は詰め治したり、別の治療(かぶせたりするもの)を考えることも1つの方法です。

治療法としては、オールセラミッククラウン、ラミネートべニアなどが審美治療で多く行われています。

プラスチックの表面がザラついて、汚れがつきやすくなってしまう時などは、クリニックで少し研磨してもらうとスベスベして汚れもつきにくくなったりしますよ!

引用:専門家プロファイル|歯に気になる汚れがあります。

歯の表面の細かい溝や凹凸に入り込んだ汚れは、自己判断でケアするのが難しい場合もあります。

気になる症状がある方は、専門家プロファイルで歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

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自宅ケアで茶渋は取れる?知っておくべきNG行動

自宅ケアのNG行動

自宅で歯をケアする場合、間違った方法で茶渋を落とそうとすると、歯の表面を傷つけてしまいます。

一度削れたエナメル質は二度と再生しないため、先に「3つのNG行動」を確認しておきましょう。

  • 歯の消しゴム|使いすぎると摩耗するリスクがある
  • 重曹|研磨作用でエナメル質を削る
  • メラミンスポンジ|歯の表面を傷つける

正しい知識を身につけて、歯を守りながら茶渋を除去しましょう。

歯の消しゴム|使いすぎると摩耗するリスクがある

歯の消しゴムとは、シリコン製の先端部分などに研磨剤(研磨粒子)が含まれているセルフケアアイテムです

歯の表面を直接こすることで、茶渋などのステインを物理的に落とす仕組みです。ただし、過度に使用すると歯の表面にあるエナメル質まで削ってしまう恐れがあります

大切な歯の健康を損なわないためには、製品の使用頻度目安に従いましょう。使用する際は、着色が気になる時だけ、軽い力でケアしてください

使用頻度を守らないと歯の表面に細かな傷がつき、かえって汚れが定着しやすい歯になります。適切な頻度で利用しながら、自宅でのステイン対策に活用しましょう。

参照:ホワイトニングサロンKiratt|歯の消しゴムの効果

重曹|研磨作用でエナメル質を削る

重曹には非常に強い研磨作用があり、汚れを削り落とす力があります。キッチンの掃除など、頑固な油汚れを落とすのには最適ですが、自己流で歯の汚れを取るには適していません

歯の表面は非常に繊細であるため、自己流のケアで磨き続けると歯に細かい傷が無数についてしまう恐れがあります。エナメル質は一度削ると再生しないため、歯科医院では使用を推奨しないケースも多く見られます

重曹で磨き続けることで歯が薄くなり、内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」という組織が露出するのが理由です。

歯の大切な組織の一つである象牙質が露出すると、以下のように知覚過敏や虫歯のリスクが高まります。

症状詳細
知覚過敏冷たいものや熱いものがしみる
汚れの付着歯の表面が荒れて汚れが付きやすくなる
虫歯リスクエナメル質の保護機能が低下する
参照:知覚過敏の症状と原因 – 日本歯科医師会

もし自宅で茶渋を落としたい場合は、酵素系の歯磨き粉を選んでください。酵素にはエナメル質を守り色素を分解する働きがあるため、歯を傷めずにケアできます。

メラミンスポンジ|歯の表面を傷つける

メラミンスポンジは掃除で汚れが落ちる人気商品ですが、歯の茶渋を取る目的で使うのはやめましょう。汚れを浮かせて落とす作用はありません。

むしろ、歯の表面を研磨して削り落としてしまいます。製品には「人体への使用禁止」と注意事項が記載されており、歯のエナメル質も同様に傷がつきます。

歯へのダメージにつながる可能性があるだけでなく、以下のトラブルを引き起こす可能性があるでしょう。

  • 歯の表面が荒れて汚れが付着しやすくなる
  • ツヤが失われて見た目が悪化する
  • 知覚過敏が起こりやすくなる

メラミンスポンジをもし歯に使った場合、削れたエナメル質は二度と再生しないため、利用しないでください。

白さを追求するあまり歯の健康寿命を縮めないよう、無理なケアは避けて、安全なホワイトニング成分を含んだ製品を選びましょう。

【専門家の回答】セルフケアで落ちない黄ばみはホワイトニングが必要?

専門家プロファイルでは、ホワイトニング専門の歯科医師であるDr.TSUBAKIさんが、歯の色に関する悩みに回答しています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

かかりつけの歯医者で定期的にクリーニングや研磨を受けていますが、歯の黄ばみが取れず悩んでいます。コーヒー好きも影響しているのでしょうか。ホワイトニングには興味がありますが、費用面が心配です。普通の歯医者さんでは歯を白くできないのでしょうか。

【回答】

専門家
専門家

歯石取りや歯の研磨は、歯の表面の色素を落とし、元の歯の色に戻す「クリーニング」に当たります。歯自体が黄色い場合、このクリーニングだけでは白くすることができませんが、ホワイトニングであれば、歯自体を白くすることができます。審美歯科やホワイトニングサロンで行うほうが一般的ですが、最近ではホワイトニングを扱っている歯科医院も増えてきています。料金は安いもので数千円〜高いものですと十数万円かかるものまであります。料金はホワイトニングのシステムと効果によって変わってきます。回数は通常数回〜ホームホワイトニングなどで数十回かかるものもありますが、1回で完了するホワイトニングもあります。

引用:専門家プロファイル|普通の歯医者さんで歯を白くするのは無理でしょうか?

歯の消しゴムなどのセルフケアは手軽ですが、やりすぎると歯のエナメル質を傷つけるリスクもあります。自分でのケアに限界を感じたり、歯自体の色を白くしたい場合は、専門家に相談してみるのも一つの方法です。

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【軽度の茶渋】自宅の歯磨きで除去する5つの方法

自宅で歯の茶渋を取る方法

軽度の茶渋であれば、歯科医院に行かなくても日々の歯磨きでケアできます。歯の着色が気になる方は、自宅でできることから始めてみましょう。

毎日の歯磨きで意識すべき点は、以下のとおりです。

  1. ブラッシング圧は150〜200gを守る
  2. 1回3分以上かけてしっかり磨く
  3. 電動歯ブラシを利用する
  4. 酸性飲食物の摂取後は時間を空けてから磨く
  5. 歯磨き粉は酵素系・非研磨タイプを選ぶ

正しい歯磨き習慣を継続しながら、きれいな歯を取り戻しましょう。

1. ブラッシング圧は150〜200gを守る

適切なブラッシングの圧力は、150~200g程度です。ブラシを力強く握りながら歯を磨くより、指先で支える持ち方が推奨されています

強すぎるブラッシングは、以下のようなトラブルの原因になりやすいようです。

  • 歯のエナメル質が削れて知覚過敏になる
  • 歯ぐきが下がって歯の根元が露出する
  • 歯と歯ぐきの境目が露出して損傷しやすくなる

歯ブラシの毛先が広がらない程度の「軽い力」を意識することで、歯を傷つけずに茶渋を除去できます。正しい力加減で歯磨きを毎日すれば、歯の茶渋を予防できるでしょう。

参照:Toothbrushing force in relation to plaque removal

2. 1回3分以上かけてしっかり磨く

歯磨き時間のアンケート調査
引用:国民アンケート調査DDL(デンタルデータライブラリ)

歯全体をしっかり磨くには、1回3分以上が有効です。「歯みがきに関する行動」という調査では、歯磨きにかけている時間が1〜3分程度であるという回答が51%でした。

できる限り丁寧に歯磨きしましょう。磨き残しが起こりやすい箇所もあるため、以下のようなプラークが溜まりやすい場所は、意識的に磨きましょう。

  • 歯と歯茎の境目
  • 奥歯の噛み合わせ部分
  • 歯と歯の間

夜の歯磨きは特に時間をかけるのがおすすめです。就寝中は唾液の分泌が減り、茶渋や歯垢が付着しやすくなります。忙しい朝は難しい方も、夜だけしっかり磨く習慣があると良いでしょう。

3. 電動歯ブラシを利用する

通常の歯ブラシでも丁寧に時間をかければ汚れを落とすことは可能ですが、効率的に汚れを落とすなら電動歯ブラシが最適です

約5,000人分のデータを分析した大規模な調査によると、電動歯ブラシは手磨きに比べて、歯垢の除去率が短期で11%、長期では21%も高くなる結果が出ています。

実際に電動歯ブラシでよく利用するタイプは、音波振動式と回転式の2つ。

タイプ特徴
回転式ブラシヘッドが左右に高速回転し、汚れを物理的に擦り落とすタイプ。歯垢や歯肉炎の減少に一貫した効果がある。
音波振動式毎分約3万回以上の微細な振動で、歯と歯の間や歯周ポケット付近の汚れを浮かす。茶渋を優しく浮かせて落とす。

電動歯ブラシは通常の歯ブラシと違って、軽く当てるだけで十分に汚れが落ちます。手磨きの時間が取れない場合でも、短時間でケアできる便利なアイテムです。

参照:Cochrane Library|電動歯ブラシのレビュー

4. 酸性飲食物の摂取後は時間を空けてから磨く

コーヒーや紅茶、炭酸飲料など酸を含む飲食物を摂った直後は、歯磨きを控えてください。歯のエナメル質が一時的にやわらかくなるのが理由です。

口内環境が「pH5.5」という数値で酸性に傾くと、歯の表面のエナメル質が溶け始めます。日本人の約4人に1人が「酸蝕症(さんしょくしょう)」と言われ、歯が傷みやすい傾向です。

日常的に口にする飲料の多くは酸性の基準を下回るほど、強い酸性のものが多くなります。

飲み物pH値
コーヒーpH5.0前後
炭酸飲料pH2.0〜4.0程度
ワイン・スポーツドリンクpH3.0〜4.0程度

酸性の強いものを口にしたあとであれば、30分ほど時間を空けてから歯を磨くと良いでしょう。唾液により中和され、口内が中性に戻ります。

もし飲食後にすぐスッキリしたい場合は、水で軽く口をすすぐだけでも効果的です。

参照:日本歯科医師会|テーマパーク8020 知覚過敏国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所|酸蝕症

5. 歯磨き粉は酵素系・非研磨タイプを選ぶ

自宅で効率よく茶渋を落とすなら「酵素配合・非研磨タイプ」の歯磨き粉が最適です。パパインなどの酵素が含まれる製品は、歯の表面にこびりついた茶渋を落とします

研磨剤で物理的にゴシゴシ削るより、歯を傷つけずに汚れを浮かせることが可能です。

<酵素・非研磨タイプの特徴>
歯への負担を最小限に抑える
エナメル質の摩耗を防ぐ
着色スパイラルを予防する
毎日のセルフケアに使える
知覚過敏のリスクを軽減する

一般的な研磨剤入りの製品は、力加減によっては大切なエナメル質を摩耗させ、歯の寿命を縮めてしまうリスクもあります。歯の寿命を縮めないように優しくケアしましょう。

【専門家の回答】研磨剤入りの歯磨き粉で逆に黄ばむ?着色のリスクについて

専門家プロファイルでは、歯科医師の倉田友宏さんが以下のような質問に回答しています。相談者の方は、ホワイトニング後のセルフケアと歯の黄ばみについて悩まれています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

半年前にホワイトニング治療を受け、その後はホワイトニング効果があるといわれる歯磨き粉を使用しています。しかし最近、歯の黄ばみが気になり始めました。一度ホワイトニングをした場合、白さを維持するためには定期的に通院しなければならないのでしょうか。

【回答】

専門家
専門家

こんにちは。千葉県松戸市むつみデンタルクリニックの倉田です。

ホワイトニング効果を謳っている歯磨き粉の中には、研磨剤が多く含まれているものもあります。そういった歯磨き粉を継続して使った場合、歯の表面に傷が付き、余計に着色しやすくなってしまいます。

黄ばみの原因が着色なのか後戻りなのか分かりかねますので、できればかかりつけの歯科医院で診てもらうといいでしょう。ホワイトニングした歯を美しく保つためには普段のお手入れや定期的なクリーニングが欠かせませんからそういったことも聞いておくといいですね。

引用:専門家プロファイル|ホワイトニングをしたが黄ばんできた場合、再度治療が必要?

研磨剤による傷が原因で、かえって着色しやすくなるケースもあるため注意が必要です。歯に負担をかけない正しいケア方法や歯磨き粉の選び方に迷ったら、専門家プロファイルで歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

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【中度の茶渋】ホワイトニング歯磨き粉を使い分ける

ホワイトニング歯磨き粉の使い分け

中度の茶渋を効果的に落とすには、歯磨き粉の使い分けが重要です。普通の歯磨きでは落ちにくい着色汚れも、適切な自宅ケアで対応できます。

歯科医院に通う時間がない場合、ホワイトニングタイプの歯磨き粉を活用しましょう。

ホワイトニングの歯磨き粉には、2つのタイプに分類できます。

  • 分解剤型|化学的に茶渋を浮かせる
  • 研磨剤型|微細な研磨粒子で物理的に汚れを削り落とす

それぞれの特性を理解して、自身の歯の状態に合わせて選んでくださいね。

分解剤型|化学的に茶渋を浮かせる

すこし茶渋が気になる程度であれば、分解剤型の歯磨き粉で化学的なアプローチがおすすめです。ポリリン酸ナトリウムのキレート作用は、着色汚れを物理的に除去することができます

研磨剤で表面を削る必要がないため、エナメル質を傷つけにくい点がメリットです。研磨剤入りを頻繁に使うとエナメル質を傷つけてしまい、知覚過敏の原因になることがあります

茶渋のケアを継続したい方は朝に研磨剤入り、夜は研磨剤不使用の分解剤型と使い分けるのも一つ。

歯の状態に合わせて工夫すれば、健康を守りながら経済的に白さを維持できるでしょう。

ホワイトニング効果の高い歯磨き粉の選び方については、以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてお読みください。

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研磨剤型|微細な研磨粒子で物理的に汚れを削り落とす

頑固な茶渋が目立つ場合は、高研磨タイプの歯磨き粉で物理的に削り落とすのが良いでしょう。シリカなどの研磨剤で、歯にしつこく付着した汚れを除去します

研磨力の強さは「RDA値」という指標で表され、米国歯科医師会(ADA)ではRDA250以下を安全な範囲としています。ただし、一般的には以下のように、大きく3つに分類が可能です。

RDA値分類
0〜70低研磨
71〜100中研磨
101〜150高研磨※
※RDA101〜150は業界一般の分類で高研磨。

さらに「炭酸カルシウム」や「無水ケイ酸」など、研磨剤の種類によっても特性が異なります。高研磨タイプはどれも着色除去に向いているものの、使い方を誤るとエナメル質を薄くするリスクがあります

毎日の使用は避けて頻度を調整し、歯の白さを維持しましょう。正しく使えば、頑固な着色にも自宅で対処できますよ。

【専門家の回答】粗い粒子の歯磨き粉で逆に「着色しやすくなる」原因

専門家プロファイルでは、歯科医師の倉田友宏さんが、着色汚れに悩む方からの相談に回答しています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

ホワイトニングをしてから1〜2ヶ月ほど経つと、歯が茶色く着色してしまうという友人についての相談です。コーヒーやワインなどのステインを過剰摂取しているわけではないのに、なぜ着色してしまうのか。また、歯垢が付着しやすい体質というのは本当なのか悩んでいます。

【回答】

専門家
専門家

着色にはさまざまな要因があります。飲み物や食べ物、歯の表面の凸凹、詰め物や被せ物の質etc

ホワイトニング後に着色しやすい原因としては、ブラッシング不良、歯の表面の微細な凹凸が挙げられます。特に、市販されている「歯が白くなる歯磨き粉」などは粒子が非常に粗いために歯の表面が傷つき、かえって着色しやすくなります。歯科医院で歯の表面の傷を修復してもらえるといいのですが。

自分でメンテナンスするのであれば、「アパガードリナメル」という歯磨き粉がおすすめです。これは微細な傷を修復してくれますので。

引用:専門家プロファイル|歯の着色

高研磨タイプの歯磨き粉は汚れを落とす反面、専門家が指摘するように、粒子の粗さで歯を傷つけてしまい、かえって着色の原因になることもあります。ご自身の歯の状態に合わせた適切なケア方法を知りたい方は、専門家プロファイルでプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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【重度の茶渋】歯科医院で落とす|金額の目安も紹介

歯科医院でのクリーニング

自宅ケアでは落としきれない頑固な茶渋には、歯科医院での専門的な施術が必要です。無理に自宅で落とそうとして歯を傷めるより、プロに任せるのも一つ。

茶渋の程度や予算に応じて、以下の3つの方法から選んでください。

  • 保険適用クリーニング|1,500円~4,000円
  • PMTC|5,000円~15,000円
  • オフィスホワイトニング|10,000円~30,000円

専門的な施術の場合、それぞれ費用や効果の範囲が異なるため、自分に合った方法を選びましょう。

保険適用クリーニング|1,500円〜4,000円

保険適用のクリーニングは、3割負担で1,500円〜4,000円程度が目安です。歯科医院で最も手軽に受けられる方法ですが、茶渋除去を主目的とした施術ではありません

保険適用での対応は、歯周病治療の一環での歯石除去を目的とした、簡単な研磨のみです。軽い表面の汚れは落ちても、頑固な茶渋がある場合、十分な効果が得られない可能性があります

茶渋を本格的に除去したい場合は、自費診療を検討してください。保険適用で試してから判断するのも一つの方法です。

PMTC|5,000円〜15,000円

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科衛生士が専門機器で実施する歯面清掃です。日常の歯磨きでは落としきれない茶渋や歯垢を徹底的に除去できます。虫歯や歯周病などの予防に効果的な方法です。

施術では歯石除去後に、専用ペーストと回転ブラシで歯面を磨き上げ、フッ素を塗布します。歯の表面が滑らかになり、汚れの再付着を防ぐ効果も期待できます

具体的な料金目安は以下です。

項目金額の目安備考
相場5,000円〜15,000円保険適用外の自費診療です。
価格帯5,000円以下〜20,000円超歯科医院によって価格が異なります。

この施術は、一度で効果が長く続くわけではありません。3~4ヶ月ごとに受診を継続すると口内環境を保ちやすくなるため、定期的なケアに向いています

参照:下北沢歯科|PMTCとは

オフィスホワイトニング|10,000円〜30,000円

オフィスホワイトニングは、歯科医院で高濃度の薬剤を使い、歯そのものの色を明るくする施術です。茶渋のような表面の汚れを落とすだけでなく、歯の内部に染み込んだ着色まで分解できます

施術では過酸化水素を含むジェル状の薬剤を歯に塗り、LEDやハロゲンなどの専用ライトを当てて効果を高めます。オフィスホワイトニングの特徴は以下のとおり。

項目詳細
施術内容過酸化水素を含むジェル状の薬剤を歯に塗り、専用ライトを当てる。
所要時間1回の来院で約90分、2〜3セット繰り返す。
効果1回で数段階のトーンアップが期待できる。

料金については、使用する薬剤や機械によって変動します。効果が弱いタイプだと1回数千円から1〜2万円程度、効果が高いタイプは3万円以上になることもあります

費用はかかりますが、人前で自信を持って笑えるようになるでしょう。

参照:海岸歯科室|ホワイトニングの値段の相場

【専門家の回答】サロンのホワイトニングと歯科医院のPMTCは何が違う?

専門家プロファイルでは、日本初のホワイトニングサロンを開設した歯科医師のDr.TSUBAKIさんが、以下の質問に回答しています。相談者の方は、サロンで行うケアと歯科医院でのPMTCの違いや必要性について疑問を持たれています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

サロンで行うホワイトニングと歯科医院のPMTCにはどのような違いがありますか。どちらも表面の着色を落とすものだと認識していますが、それなら歯科医院のPMTCだけで十分ではないのでしょうか。サロンを利用する必要性について教えてください。

【回答】

専門家
専門家

bbmutorixさん、こんにちは。

まず歯科医院で行うPMTCですが、これは保険と自費とに分けられます。保険で行われているPMTC(クリーニング)は、普通は歯石除去と同時に行います。歯石除去の際に歯の着色も一緒に落とすのですが、本来はこの着色除去は歯石除去には含まれないため、あくまでも歯科医院のサービスになります。

このサービスクリーニングは歯石除去と一緒に行うためほとんどの場合、着色を落とした後に軽く磨いて終了します。実際に着色は落とせていますが、歯の表面に傷がついて粗いままですので、すぐに着色してしまいます。保険でPMTCをした後にすぐに着色してしまうのはこのためです。

これに対してホワイトニングサロンで行うPMTCは、1時間半から2時間かけて歯を1本ずつ丁寧に磨いていきます。研磨剤も粗いものから細かいものまで4種類のペーストを順番に使用して、歯の表面をツルツルに磨いていきます。これを行うことで汚れも付きにくくなり着色もしにくくなります。

本来のPMTCはこのように時間をかけて行います。一般の歯科医院でも保険外のPMTCは同じ工程になり、費用も1~3万円程度かかってきます。着色を取るだけでしたら歯科医院のPMTCでもいいと思いますが、短期間で繰り返しのクリーニングが必要になりますし、保険制度上、頻繁にクリーニングはできません。歯の白さを維持するのでしたら、自費のクリーニングをお勧めします。

引用:専門家プロファイル|歯科でのPMTCとホワイトニングサロンなどで行う施術について

オフィスホワイトニングで歯の内側から白くするだけでなく、PMTCで表面の着色汚れをケアすることも、美しい口元を維持するためには重要です。

自分に最適な施術プランを知りたい方は、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

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茶渋を予防する日常習慣

茶渋を予防する日常習慣

茶渋を落としたあとに大切なのは、再び着色を防ぐ日常的なケアです。白くなった歯を長く保つために、日々の習慣から変えていきましょう。

白い歯を維持するための、具体的な習慣は以下のとおりです。

  • コーヒーや紅茶の後は30分以内にうがいする
  • ポリリン酸入り歯磨き粉で汚れの付着を防ぐ
  • 就寝前の10分歯磨きを習慣化する

茶渋や汚れを防ぐために、毎日のケアで清潔な歯を保ちましょう。

コーヒーや紅茶の後は30分以内にうがいする

着色しやすい飲み物
参照:岡歯科医院 桃谷おとなこども歯科・矯正歯科

コーヒーや紅茶に含まれるタンニンは、飲んだ直後から歯の表面に付着し始めます。着色が歯に定着するまでに、30分〜1時間程度かかるため、飲食後すぐにうがいをすれば茶渋付着を防ぐ効果が期待できます

コップ1杯程度の水を口に含み、20秒ほど強めにすすぎましょう。

チョコレートやカレーなど、色素が付きやすい食べ物も同じように対応してください。

さらに効果を高めたい時は、マウスウォッシュを使うのも良いでしょう。口の中の細菌やプラークを抑え、着色汚れが付きにくくなります。

好きな飲み物を楽しみながらも、こまめにケアすることで白い歯を維持しましょう。

ポリリン酸入り歯磨き粉で汚れの付着を防ぐ

「ポリリン酸ナトリウム」という有効成分が配合された歯磨き粉は、こびりついた着色汚れを化学的に分解します。さらに、歯の表面をコーティングして、茶渋の再付着を防ぐバリアのような効果もあります

歯のケアを意識した商品を選ぶ際は、パッケージの成分表に「ポリリン酸ナトリウム」や「短鎖ポリリン酸」と明記されているかチェックしましょう。

研磨剤入りを併用する場合は、歯を傷つけにくいタイプの歯磨き粉を選ぶのが理想的です。

いつもの歯磨き粉を変えるだけで、手間をかけずに白さを守る習慣が手に入ります。

就寝前の10分歯磨きを習慣化する

就寝前の歯磨きは、日中に蓄積した茶渋を除去します。そのため、夜間の着色沈着を防ぐ最も適したタイミングです。

この時間帯の歯磨きは、少なくとも3分〜5分以上の時間をかけて、丁寧に磨きましょう。

ただし、歯ブラシだけでは約4割も歯垢が残ってしまいます。デンタルフロスを併用すると、約9割の歯垢を除去でき、歯ブラシのみよりも効果があります

毎晩の習慣にしながら、見た目だけでなく口内環境も良くしていきましょう。

参照:日本歯科医師会|歯の学校 vol.74

茶渋を自宅で取る方法に関するよくある質問

よくある質問 Q&A

茶渋を自宅で取る方法に関して、よくある質問に回答します。気になる質問がある方は、ぜひ参考にしてください。

Q
重曹で茶渋は落とせますか?
A

重曹で茶渋を削り落とすことはおすすめできません。重曹の粒子はエナメル質より硬度が高く、使用を続けると歯の表面を傷つけてしまいます。

エナメル質が削れると内側の象牙質が透け、かえって歯が黄ばんで見える可能性があります。安全に茶渋を落とすなら、酵素系歯磨き粉を選びましょう。

Q
クエン酸で歯を白くできますか?
A

茶渋を取るために、クエン酸で歯を白くするのはおすすめできません。クエン酸は酸性が強く、pH2〜3程度です。pH5.5以下で溶け始める歯の組織に影響が出るため、直接使うのは危険です。

クエン酸により白く見える可能性もありますが、これは「脱灰」と呼ばれる危険な状態です。悪化した場合は、知覚過敏や虫歯のリスクが高まります。

安全に白くしたい方は、歯科医院での施術や専用の歯磨き粉を選びましょう。

Q
茶渋が付かないようにする方法はありますか?
A

茶渋を予防するには、飲食後のケアと正しいブラッシングの習慣化が大切です。

お茶やコーヒーを飲んだあと、30分以内に水で口をすすぐだけで、タンニンの付着を大幅に軽減できます。

また、歯磨きは1日2回を目安に、フッ素入りやホワイトニング歯磨き粉を使って磨くと良いでしょう。就寝前の10分歯磨きを習慣にすることで、茶渋や汚れを防ぐことができます。

まとめ

この記事では、歯の茶渋を自宅で安全に落とす方法と歯科医院で受けるクリーニングについて紹介しました。

軽い茶渋であれば、自宅でのケアで除去が可能です。歯磨き粉や正しいブラッシングで歯を傷つけないように磨きましょう。飲食後のうがいを習慣にすると、茶渋の再付着を防げますよ。

歯の茶渋や黄ばみに関する悩みは、幅広い分野の専門家が回答する無料Q&Aが充実した専門家プロファイルを活用すれば、あなたの状況に合わせたアドバイスを得られます

気になることがあれば、ぜひ質問してみてください。

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初めまして。専門家プロファイル・主任ナビゲーターの中野です。 私の役割は、あなたが抱える悩みを整理し、解決策を持つ『本物の専門家』へと橋渡しすることです。 元々、専門家プロファイルはあらゆるジャンルの優れた専門家が集結したメディアです。 実は私自身も、過去に理不尽なトラブルや大きな壁に直面し、眠れない夜を過ごしたどこにでもいる悩める人でした。 当事者としてたくさん悩んだ経験があるからこそ、「いつでもスマホで専門家と繋がれる」という安心感を求めていました。 この専門家が集結するサービスは、”私のため”でもありますが、きっと"みなさんのため"にもなります。 一人で抱え込まず、気軽に専門家に質問や相談をしてみましょう。
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