住まい・不動産

畳からフローリングへのリフォーム費用を解説|和室の床工事の相場と安く抑える方法

専門家プロファイル編集局

「畳の部屋をフローリングに変えたいけれど、一体いくらかかるのだろう?」

「工法や素材で価格が大きく変わるって本当?どれを選べばいいかわからない…」

「リフォーム費用を少しでも安く抑える方法や、信頼できる業者の選び方が知りたい」

和室から洋室へのリフォームを考え始めると、このような費用に関する悩みや疑問はつきものですよね。

本記事では、畳からフローリングへのリフォームにかかる費用を詳しく解説

面積別の費用相場や工事の内訳はもちろん、主な工法とフローリング材の種類、費用を抑えるコツから失敗しない業者の選び方まで紹介します。

この記事を読めば、ご自身の予算や希望に合ったリフォームプランを検討するために必要なことが分かるでしょう。

畳からフローリングへのリフォームで理想の住空間を実現したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

畳からフローリングへのリフォーム費用の相場と内訳

畳取り外し

畳からフローリングへのリフォーム費用は、6畳の部屋で9万円~18万円程度が相場となっています。

ただしこれはあくまで目安で、部屋の広さや工事の内容、追加工事の有無によって金額は変動します。

  • 【面積別】4.5畳・6畳・8畳の費用目安
  • 工事費・材料費・諸経費の詳しい内訳
  • 見落としがちな追加費用(下地補修・関連工事など)

ここでは費用相場と内訳について詳しく見ていきましょう。

【面積別】4.5畳・6畳・8畳の張替え費用目安

畳からフローリングへのリフォーム費用は、当然のことながら部屋の面積によって変わります

一般的な広さごとの費用相場を、以下の表にまとめました。

部屋の広さ費用相場
4畳7万円~14万円
6畳9万円~18万円
8畳10万円~20万円

面積が広くなるほど総額は上がりますが、1畳あたりの単価は安くなる傾向にあります。職人の人件費や家具の移動などの固定費が、広さに関わらず一定金額発生するためです。

【専門家の回答】和室を子供部屋にリフォームする際の費用とアイデア

専門家プロファイルでは、建築家の小浜貴士さんが、和室から子供部屋へのリフォームに関する以下のような質問に回答しています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

社宅の6畳超の和室を子供部屋にしたいのですが、畳やふすまだとインテリアが素敵になりません。ダニアレルギーで畳の上にカーペットは敷けないため、子供部屋らしくする何か良いアイデアがないか悩んでいます。

【回答】

専門家
専門家

はじめまして。ゆうさんご質問ありがとうございました。オネストアークの小浜貴士といいます。

築年数や現在の痛み具合、更にゆうさんが考えているインテリアの仕上がりによっても金額に差は生じてくるかもしれませんが、凡その検討はつくと思います。(価格はあくまで目安ですので、参考までに御願いします。)

(中略)

・床現在の畳敷きから、フローリング仕上げに変更した場合は、床レベル調整等も含めて8〜11万円ぐらいかかると思います。

(中略)

工事名と概算金額だけの殺伐としたご説明となってしまいましたが、参考までにしていただければ幸いです。また、このような工事は行なわずに、天井や壁にはお好みの布等を貼ってみたり、床には、畳の上からでも敷ける、フローリング調のシートやマットでしたらDIY品でも対応できると思いますし、コストパフォーマンスも優れていると思います。

以上となりますが、更に詳しいご説明が必要でしたら、お気軽にご連絡下さいませ。

引用:専門家プロファイル|和室を子供部屋にしたいのですが・・・

このように、畳からフローリングへのリフォーム費用は、部屋の状況やどこまで手を入れるかによって変動します。ご自宅の状況に合わせた最適なリフォーム方法や、より具体的な費用について知りたい方は、専門家プロファイルでプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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工事費・材料費・諸経費の詳しい内訳

リフォーム費用は主に「材料費」「工事費」「諸経費」の3つで構成されています。それぞれの費用が全体に占める割合の目安を、以下の表にまとめました。

項目費用の割合(目安)
材料費30%~40%
工事費50%~60%
諸経費5%~10%

材料費は、どのグレードのフローリング材を選ぶかによって大きく変わります。また、工事費には職人の人件費や現場管理費などが含まれています。

見落としがちな追加費用|下地補修・関連工事など

基本工事のほかに、部屋の状況に応じて追加の費用が発生する場合があります。主な追加費用として挙げられるのは以下の2つです。

  • 畳の撤去・処分費用(3,000円~5,000円/枚)
  • 床下の下地補修費用(15,000円/2畳)

畳を剥がした後の下地の状態は、実際に見てみないとわかりません。もし湿気による腐食などが見つかった場合は、想定外の補修費用がかかる可能性も考慮しておきましょう。

SNSでも、畳の処分費用について情報発信している方がいました。依頼先によって費用が大きく変わることもあるようです。

断熱材・床暖房の導入や壁紙の同時張替えにも追加費用が発生

床のリフォームを行う際、断熱材の交換や床暖房の設置、壁紙(クロス)の張り替えも同時に実施できます

その場合、フローリングの工事費とは別に追加の費用が発生します。

たとえば、電気式床暖房を設置する場合、6畳の広さで30万円から90万円が目安。

床下に断熱材を入れる工事は1㎡あたり約4,000円から5,000円が相場です。

壁紙(クロス)も同時に張り替えるなら、6畳で約4万円から7万円の追加費用を見込んでおきましょう。

2つのリフォーム工法の特徴を比較

無垢床のリビング

畳からフローリングへのリフォームには、主に「張り替え工法」と「畳の上から専用フローリングを貼る工法」の2種類があります。

どちらを選ぶかによって費用や工期、仕上がりの耐久性が大きく変わるため、特徴をしっかり理解しておくことが大切です。

  • 張り替え工法|下地から一新する本格的な方法
  • 畳の上から専用フローリングを貼る工法|手軽に床を洋風化できる方法
  • どちらを選ぶべき?工法の選び方と注意点

ここでは、それぞれの工法の特徴を詳しく解説します。住まいの状況や予算に合わせて最適な工法を選びましょう。

張り替え工法|下地から一新する本格的な方法

張り替え工法は、既存の畳をすべて撤去し、床の下地から新しく作り直す方法です。

6畳の場合、費用は9万円から30万円程度が目安となります。

下地の状態を確認して必要であれば補修できるため、湿気対策や耐久性の向上が期待できるのが大きなメリット。建物を長持ちさせる効果の高い工法として知られています。

畳の上から専用フローリングを貼る工法|手軽に和室を洋風化できる方法

畳の上から専用フローリングを貼る工法は、「畳の上に対応した専用の薄型フローリング材」や「フローリングマット」を直接敷く方法です。

6畳の場合の費用は8万円から13万円程度で、張り替え工法よりも安価に施工できます。

畳の撤去費用がかからず、工期も短縮できるのが魅力です。ただし、畳の下の湿気や傷みを直接確認できないことや、長期間の耐久性では張り替え工法に劣る点は注意が必要です。

【専門家の回答】床リフォームで後悔しないために!下地工事の重要性

専門家プロファイルでは、建築家の小松原 敬さんが、マンションのフローリングリフォームに関するこのような質問に答えています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

マンションのフローリングを無垢材へリフォームする際、業者からコストを抑えられる重ね貼りを提案されました。天井が低くなる以外にデメリットはありますか?このまま進めても問題ないか専門家の意見が知りたいです。

【回答】

専門家
専門家

横浜の設計事務所です。

マンションの床で一番大きな問題は音の問題です。通常、マンションでフローリングにする場合はクッション性のある合板フローリングにすることが多いです。L値の認定のあるこうした直貼り用のフローリングは、歩くとふわふわして最初は違和感を覚える方が多いです。

現在のフローリングがこうしたものと仮定してお答えしますと、この上に無垢材のフローリングを貼っても音の軽減にはあまり役に立たないとされています。

1階や階下に住居がない場合以外はお勧めできません。おそらくクレームのもとになるでしょう。

無垢材の床にする場合は、乾式の二重床にしなくては音の軽減に役立ちません。これは、専用のゴムなどがついた鋼製の束の上に木毛板などの下地を貼って、その上に無垢材を施工する方法です。

デメリットとしては、他の場所との間に段差ができる・天井が下がるなどがあるので、設計上のデザインをどうするかが重要になってきます。

できれば、こうした事に知識のある設計事務所に相談するほうが良いと思います。二重床を避けたい場合は、無垢材はやめたほうが良いかと思います。

(後略)

引用:専門家プロファイル|マンション床材を無垢にする方法

今回ご紹介した事例のように、床のリフォームでは見た目だけでなく、下地の状態や構造が非常に重要です。

畳の張り替えを検討する際も、専門家に相談してご自宅の状況に合った最適な工法を選ぶことが後悔しないためのポイント。専門家プロファイルでは、住まいのリフォームに関するさまざまな専門家に直接相談できます。

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どちらを選ぶべき?工法の選び方と注意点

張り替え工法と畳の上から専用フローリングを貼る工法のどちらを選ぶべきなのか、それぞれの特徴を比較してみましょう。

優先順位に合わせて判断するための参考にしてください。

項目張り替え工法専用フローリングを貼る工法
費用(6畳)9万円~30万円8万円~13万円
メリット耐久性が高い、湿気対策できる費用が安い、工期が短い
デメリット費用が高い、工期が長い下地の状態を確認できない
おすすめの人築年数が古い家にお住まいの方、耐久性を重視する方費用を抑えたい方、工期を短くしたい方

もし床のきしみや沈み、畳下の劣化がある場合は、下地から見直せる張り替え工法がおすすめです。一方、特に問題がなく費用を抑えたい場合は、専用フローリングを貼る工法を選ぶとよいでしょう。

床材3つの種類と価格|色や雰囲気、コストで選ぶ

リビングの無垢床

床材は大きく分けて3種類あり、素材によって価格はもちろん、見た目の印象や機能性、メンテナンス方法も大きく異なります。

ここでは代表的な床材の特徴と価格を紹介します。

  • 無垢フローリング|木の温かみと経年変化を楽しめる
  • 複合フローリング|機能性とデザイン性がどちらもかなう
  • クッションフロア・フロアタイル|費用を抑えられる

それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたのライフスタイルに合う素材を選びましょう。

無垢フローリング|木の温かみと経年変化を楽しめる

無垢フローリングは、天然木を一枚板に加工した素材です。1㎡あたりの価格は4,000円から30,000円が相場で、樹種やグレードによって価格に幅があります。

天然木ならではの温かい風合いや、肌触りの良い質感が魅力で、年月とともに色合いが深まる経年変化も楽しめます

ただし、湿度の影響で伸縮しやすく、定期的なワックスがけなどメンテナンスが必要です。

【専門家の回答】無垢フローリングの塗装は自分でできる?メンテナンスの疑問

専門家プロファイルでは、建築家の森岡 篤さんが、無垢フローリングの塗装に関する以下のようなお悩みに回答しています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

新築の床に無垢材を使いたいのですが、予算の都合で無塗装品しか選べません。25帖のリビングダイニングに、素人が自分で自然塗料を塗るのは難しいでしょうか。また、白っぽい木材の場合、汚れが目立たないかも心配です。

【回答】

専門家
専門家

まみのさん、こんにちはパルティータ建築工房の森岡です。

(前略)

(前略)

問題は、無塗装のフローリングはとても汚れやすいので、「建築後に落ち着いてから」とすると、汚れだらけになってしまいます。

工事も、フローリングを張ってから色々の業種が入るので、施工会社と打合せして、フローリングを張ったら直ちに養生して(シートを貼り汚れを防ぐ)、工事をストップしてもらい、塗装し、完全に乾燥するのがベストです。

それ以前に、無垢フローリングは、味わい深いですが、欠点もあることを理解して下さい。無垢材は、湿度の変化で変形します。乾燥すると収縮し、湿気ると膨張します。

現在の住宅は、ほとんど練付け材(合板の表面に薄い木を貼ってある)かプリント材です。湿度変化による変形が少ないので、これらしか使わない大工は、ヨコに叩きながらフローリングを敷き詰めます。

変形の大きい無垢材を、乾燥時に隙間なく敷き詰めると、湿度の高い季節に膨張し、押され、跳ね上がることがあります。

逆に、冬の暖房時は非常に乾燥するので、目地部にスキマが開いてしまうことがあります。

フローリング材をご自分で買う、材料支給の場合、問題が起きると責任問題になることがありますので、施工会社と必ず事前に良く打合せして下さい。

(後略)

このように、さまざまな特徴がありますので、事前に良く調べて下さい。

参考にしていただけたら幸いです。

パルティータ建築工房 森岡

引用:専門家プロファイル|無垢床材について教えてください。

無垢フローリングは木の温かみを感じられる魅力的な床材ですが、長く美しく保つためには塗装やメンテナンスに関する正しい知識が不可欠です。

専門家プロファイルでは、このような住まいに関する具体的なお悩みを専門家に相談できます。

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複合フローリング|機能性とデザイン性がどちらもかなう

複合フローリングは、合板などを組み合わせた基材の表面に、化粧材を張り合わせた素材で、1㎡あたりの価格は5,000円から20,000円程度と無垢材に比べてやや手頃です。

温度や湿度の変化に強いのがメリットで、傷や汚れにも耐性のある商品が多くあります

デザインのバリエーションも豊富で、メンテナンスが簡単な点も嬉しいポイントです。

クッションフロア・フロアタイル|費用を抑えられる

クッションフロアやフロアタイルは、塩化ビニル樹脂でできたシート状・タイル状の床材です。クッションフロアは1㎡あたり1,500円〜4,500円、フロアタイルは3,000円〜6,000円と、費用をもっとも抑えられます。

耐水性が高いため汚れを拭き取りやすく、掃除の手間がかかりません。

デザインは木目調や石目調など多彩で、手軽に部屋のイメージを変えたい場合に最適です。

フローリングの手入れ・メンテナンス方法

フローリングを美しく長持ちさせるためには、素材に合った手入れが大切です。

まず、掃除機でホコリやゴミを取り除き、その後乾いた雑巾やフロアモップで拭き上げます。水分は床材の反りや変色の原因になりかねないため、水拭きは固く絞った雑巾で素早く済ませてください。

特に無垢フローリングは水気に弱いため、水拭きは極力避けるのが無難です。近年主流のワックス不要のフローリングは、ワックスをかけると本来の性能が失われる場合があることも覚えておきましょう。

また、アルコールや強アルカリ性の洗剤は床を傷めるため、使用は避けてください。

リフォーム費用を安く抑える3つのコツ

畳からフローリングへの張り替え前

畳からフローリングへのリフォームは、少しの工夫で費用を抑えることが可能です。賢く、お得にリフォームを実現するための方法を知っておきましょう。

ここでは、費用を安く抑えるための具体的な3つのコツを紹介します。

  • 複数業者から相見積もりを取る
  • 補助金を活用する
  • 工事の閑散期を狙う

これらのポイントを押さえることで、場合によっては数万円単位の節約につながることもあります。

複数業者から相見積もりを取る

リフォームを依頼する際は、必ず3社以上の業者から見積もりを取りましょう。同じ工事内容でも、業者によって金額が大きく異なるケースは珍しくないからです。

総額だけでなく、工事内容や材料費の内訳を細かく比較検討することが、工事の適正価格を把握し、納得できる業者を選ぶことにつながります。

SNS上でも、相見積もりを取ったことで価格の違いに驚いたという体験談が見られました。

【専門家の回答】築年数が古い家のリフォーム、業者選びのポイントは?

専門家プロファイルでは、建築家の青沼 理さんが以下のような質問に回答しています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

築40年超の木造住宅の大規模リフォームを検討中です。大手と地元業者で見積もり額や耐震診断の扱いに差があり、どの業者を信頼すれば良いか分かりません。ネームバリューによる価格差、業者の選定基準、耐震診断を依頼する最適なタイミングについてアドバイスをください。

【回答】

専門家
専門家

昭和48年築では間違いなく旧耐震の建物で基礎も鉄筋が入っていない可能性もあります。

その建物を新築そっくりに仕上げても大きな地震に耐えられるかどうか疑問です。

やはり一般的な流としましては行政で補助してもらえる「一般簡易耐震診断」をしてそれを目安にその後、「精密耐震診断」から「耐震補強設計」の流になると思います。

そこまでしないと、どこをどう補強すれば良いかわからず正式な改修費用の見積を出すことはできません。

また、行政による耐震改修補助などを請ける場合精密耐震診断が必要になることが多いです。

ご質問の件ですが

1.おっしゃるとおり宣伝広告費など経費が多くかかっていますので改修費は高くなります。

2.最低限、一般建築-建設業許可または建築士事務所登録を取っているところ一般的な住宅の場合、一級建築士である必要は無く、二級建築士でも木造建築士でも大丈夫です。

ネットでご近所を検索してみて直接メールか電話で、気軽に問い合せてみるのが良いでしょう。応対の感じを見るのも参考になると思います。

3.1軒目で決めるのでは無く、何件かご相談されてから概算見積や担当者の人柄など加味して全体をご依頼なさったら良いと思います。

引用:専門家プロファイル|リフォオーム会社選び方

リフォームで納得のいく業者を選ぶためには、複数社から相見積もりを取ることが基本です。

今回の相談事例のように、特に築年数が経過した住宅では耐震診断など専門的な知見が必要なケースもあります。

ご自身の状況に合わせて専門家のアドバイスも参考にしながら、慎重に業者選びを進めましょう。

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補助金を活用する

お住まいの自治体の補助金や、介護保険における住宅改修を活用することで、リフォーム費用の一部補助を受けられる場合があります。

これらの制度は、工事を始める前の申請が必須です。また、各自治体によって利用できる補助金制度が異なります。

利用できる制度がないか、インターネットで「(お住まいの市区町村名) 住宅リフォーム 補助金」で検索してみましょう。

住宅リフォーム推進協議会が提供する「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」もおすすめです。

関東(東京都、埼玉県、千葉県など)や東北、中部、中国、四国、九州といった地域ごとに、条件を絞って探せますよ。

地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトの検索ページ
引用:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会

介護保険の住宅改修は、事前にケアマネジャーに確認してください。

工事の閑散期を狙う

リフォーム業界には繁忙期と閑散期があります。工事の依頼が少なくなる閑散期を狙うことで、価格交渉しやすくなる可能性も。

一般的に、1月から3月が閑散期といわれており、この時期は業者のスケジュールにも余裕があるため、通常より安い価格で依頼できる可能性があります。

失敗しないリフォーム業者の選び方5つ

ミニチュアの家と雑貨

満足のいくリフォームを実現するために、信頼できるリフォーム業者を選びましょう。価格の安さだけで選んでしまうと、施工品質が低かったり、後から追加費用を請求されたりするトラブルにもつながりかねません。

ここでは、優良な業者を選ぶための5つのチェックポイントを解説します。

  • 施工実績の豊富さを確認する
  • 見積書の内訳が明確か確認する
  • 担当者とのコミュニケーションを密にする
  • 保証やアフターサービスの有無を確認する
  • 利用者の口コミや評判を参考にする

これらの点を総合的に判断し、安心して任せられるパートナーを見つけましょう。

施工実績の豊富さを確認する

業者のウェブサイトなどで過去の施工事例を確認しましょう。畳からフローリングへのリフォーム実績が豊富であれば、さまざまな状況に対応できるノウハウを持っていると考えられます。

写真付きの事例を見ることで、具体的な仕上がりをイメージできるほか、理想に近い施工実績があるかどうかも確認できます。

見積書の内訳が明確か確認する

提示された見積書の内容は、すみずみまでしっかり確認してください。「工事一式」のように項目が大雑把な見積書には注意が必要です。

材料費や工事費、諸経費といった内訳が細かく記載されているかチェックしましょう。不明な点があれば遠慮なく質問し、丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

担当者とのコミュニケーションを密にする

要望を親身に聞いてくれるか、専門的な内容をわかりやすく説明してくれるかなど、担当者とのコミュニケーションの取りやすさは重要なポイントです。

相談や質問に対して、迅速かつ誠実に対応してくれる担当者であれば、工事中も安心して任せられるはず。ささいなことでも気軽に相談できる関係性を築きましょう。

保証やアフターサービスの有無を確認する

工事完了後の保証やアフターサービスの内容も、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。万が一、施工後に不具合が見つかった場合に、どのように対応してもらえるか確認しておきましょう。

また、保証期間や範囲が書面で明確に示されているかも確認してください。長期的な安心を得るためにも、アフターサービスが充実している業者を選びましょう

利用者の口コミや評判を参考にする

実際にその業者を利用した人の口コミや評判も貴重な情報源です。インターネットのレビューサイトや、知人からの紹介などを参考にしましょう。

良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通すことで、その業者の長所と短所を客観的に把握できます。

ただし、情報はあくまで参考程度とし、最終的にはご自身の目で判断することが大切です。

畳からフローリングのリフォームに関するよくある質問

テーブルの上の模型で住宅相談のイメージ

最後に、畳からフローリングの費用に関するよくある質問にお答えします。同じような疑問をお持ちの方は参考にしてください。

Q
DIYでリフォームすることは可能ですか?
A

DIYで畳からフローリングにリフォームすることはできますが、難易度は非常に高いといえるでしょう。畳からフローリングへの変更は、床の高さ調整や下地の造作が必要であるため、専門的な知識と技術が求められる大変な作業です。

仕上がりの品質や安全性を考えると、プロの業者に依頼することをおすすめします。

とはいえ、費用を抑えるためにDIYに挑戦する方もいるようです。SNSでは、実際にDIYをされた方の具体的な費用内訳や、家族で協力してリフォームしたという声が見られました。

Q
マンションの場合の注意点はありますか?
A

マンションの場合、管理規約によって床材の遮音性能に規定があるケースがほとんどです。

一般的に「LL-45(数値が小さいほど遮音性が高いことを示す等級)」以上の遮音性能が求められ、基準を満たすために防音材の追加が必要になることも。

防音材を追加する場合、1㎡あたり3,000円~6,000円程度の追加費用が発生する可能性があるので、工事前に必ず管理規約を確認しましょう。

Q
工事には何日くらい時間がかかりますか?
A

工事期間は選択する工法によって変わりますが、1日から3日程度が一般的です。既存の畳の上にフローリングを張る「重ね張り工法」の場合、最短1日で完了することも。

一方、畳を撤去して下地から作り直す「張り替え工法」では、1日から3日ほどかかります。床下の状態が悪く補修が必要になった場合は、1週間程度まで工期が延びる可能性も考慮しておきましょう。

【専門家の回答】畳からフローリングへ!DIYで床を施工する際の注意点

DIYでのリフォームには専門的な知識が必要ですが、実際に挑戦する方からはどのような相談が寄せられるのでしょうか。専門家プロファイルでは、建築家の竹中健次さんが、以下のような具体的な質問に回答しています。

【質問(要約)】

質問者
質問者

築13年の鉄骨住宅1階にある日当たりと風通しの悪い和室を、DIYでフローリングのクローゼットに改装予定です。コンクリートスラブに湿った箇所があり、根太を直接設置する現在の計画で問題ないか、また施工上の注意点について専門家のアドバイスを求めています。

【回答】

専門家
専門家

現地を見ないと難しいですが,おそらく雨漏りしています。コンクリートに直に畳をひいてあるということですがカビがでていなければ問題ないと思います。時都度が高く,換気の悪い部屋では,畳の表にカビが出ます。チョットした室内環境のチェックの目安になります。漆喰の替わりに珪藻土を塗ってはいかがでしょうか?調湿効果があります。檜(無垢材?)のフローリングは調湿効果がありますし腐りにくい材料です。換気も大事ですし,洋服のカビの心配でしたら,除湿器の設置も使用してみて考えればいかがでしょうか?

引用:専門家プロファイル|鉄骨造3階建の1階和室をDIYでフリーリングへ

このように、DIYでのリフォームには、専門的な知識がなければ判断が難しい問題が数多く存在します。

特に、湿気や構造に関する問題は、建物の寿命にも関わる重要なポイントです。ご自身でのリフォーム計画に少しでも不安な点があれば、まずは専門家プロファイルでプロの建築家に相談してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

本記事では、畳からフローリングのリフォーム費用について解説しました。6畳の部屋のリフォーム費用は、手軽な「重ね張り工法」か、下地から一新する「張り替え工法」かによって大きく変わります。

選ぶフローリング材や追加工事によっても異なりますが、おおよそ6万円から30万円程度が一つの目安となるでしょう。

満足のいくリフォームにするためには、予算と目的を明確にし、複数の業者を比較検討することが重要なポイントです。

畳からフローリングへのリフォームに関する疑問は、幅広い分野の専門家が回答する無料Q&Aが充実した専門家プロファイルを活用すれば、あなたの状況に合ったアドバイスを得られます。

畳からフローリングのリフォームについて疑問や不安がある方は、専門家プロファイルをご活用ください。

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