突然の白ニキビ大量発生!考えられる原因と正しい対処法を解説

突然ポツポツと増えた白ニキビに、気分が落ち込んでいませんか。
「昨日まではなかったのにどうしてだろう」「スキンケアはいつもと同じはずなのに……」と、原因がわからず不安に感じているかもしれません。
そこで本記事では、突然の白ニキビ大量発生に悩む方のために、考えられる5つの原因やNG行動、正しいスキンケア方法から予防習慣まで網羅的に解説します。
自分に合った改善策をみつけて、肌に自信を持ちたい方はぜひ最後までご覧ください。
そもそも白ニキビとは?皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まりが直接的な原因

白ニキビとは、毛穴に皮脂が詰まって白くポツッと盛り上がった、ニキビの初期段階です。
触ると小さなしこりのように感じますが、赤みや痛みはありません。皮膚科では「閉鎖面皰(へいさめんぽう)」と呼ばれ、炎症を起こす前の状態を指します。
白ニキビができる直接的な原因は、皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まりです。
皮脂腺から分泌された皮脂は、通常なら毛穴から外に出ていきますが、生活環境の変化で皮脂の量が増加したり肌のターンオーバーが乱れたりすると、古い角質が肌に残りやすくなります。
この皮脂と古い角質が混ざり合い、角栓(かくせん)となって毛穴の出口をふさいでしまうのです。
ではこの「皮脂の過剰分泌」や「毛穴詰まり」は、なぜ起こるのでしょうか。
次の項目では、その根本的な原因を体の内側と外側から詳しく見ていきましょう。
参考:カルテビューティー
白ニキビが突然大量発生する4つの原因

「急に白ニキビが増えた…何が原因なんだろう」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。実は白ニキビの大量発生は、体からの大切なサインかもしれません。
ここでは、白ニキビを引き起こす代表的な4つの原因を見ていきましょう。
- ホルモンバランスの乱れ
- 間違ったスキンケアや乾燥
- 睡眠不足や食生活の乱れ
- 花粉によるアレルギー反応
自分に当てはまる原因がわかれば、きっと適切な対策も見つかるはず。一つずつ確認して、肌トラブルの改善につなげていきましょう。
1. ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、白ニキビの大きな原因の一つであり、特にあごや口周りにできやすいのが特徴です。
強いストレスや睡眠不足、生理周期によってホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンが優位になるため皮脂の分泌が活発になります。
特に生理前は、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増え、皮脂腺を刺激するのです。

過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることで、白ニキビが発生しやすくなるでしょう。
ストレスを感じると分泌される「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンも皮脂の分泌を促すため、日々のストレス管理が肌の健康に直結します。
2. 間違ったスキンケアや乾燥
洗顔のしすぎや保湿不足が白ニキビの原因になりがちです。特に頬は乾燥しやすく、過剰なケアでトラブルを引き起こしやすい部位です。
白ニキビを招きやすいケアは以下のとおり。
- 1日に3回以上の洗顔
- スクラブ洗顔の頻繁な使用
- 洗顔後に保湿しない
- あぶらとり紙の使いすぎ
特に、洗浄力の強い洗顔料で洗うと肌に必要な皮脂まで除去してしまい、かえって皮脂の過剰分泌につながることも。
肌が乾燥して角質が硬くなり、毛穴の出口を塞いでしまう「角質肥厚(かくしつひこう)」が起こります。
また、表面はカサついているのに、皮脂の症状が出る「インナードライ」にも注意が必要です。
乾燥を補おうと過剰に分泌された皮脂が硬くなった角質と混ざり合い、毛穴詰まりを加速させてしまう可能性もあります。
3. 睡眠不足や食生活の乱れ
睡眠不足や食生活など乱れた生活習慣は、肌トラブルを引き起こします。
28日周期で健康な肌が入れ替わることを「ターンオーバー」と呼び、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって促されます。

睡眠時間が不足すると成長ホルモンの分泌が減るため、ターンオーバーが乱れて古い角質が肌に溜まりやすくなるのです。
食生活の乱れも白ニキビの要因です。
揚げ物やファストフード、糖質の多い食べ物など、栄養バランスの偏った食事は皮脂腺を直接刺激します。皮脂の分泌が増えるだけでなく、ビタミンB2も不足しがちです。
ビタミンB2には皮脂分泌を正常に保つ働きがあるため、不足すると皮脂のコントロールがうまくいかず、ニキビができやすい肌質になってしまうのです。
4. 花粉によるアレルギー反応
春先に白ニキビが増える場合、花粉によるアレルギー反応が原因の一つかもしれません。
花粉やPM2.5などのアレルゲンが肌に付着すると、肌はそれらを異物とみなし、バリア機能を低下させます。
クラシエ薬品株式会社の調査によると、20代女性は50%以上が花粉の季節に肌荒れやニキビの症状を感じています。

肌のバリア機能が低下すると外部からの刺激に敏感となり、少しの刺激で肌トラブルが起こりやすくなることも。荒れた肌を守ろうとして角質が厚くなり、毛穴も詰まりやすくなります。
花粉の季節は、帰宅後すぐに洗顔して花粉を洗い流す、肌に優しい素材のマスクを選ぶなど、日々の生活で肌への刺激を減らす工夫が大切です。
白ニキビ以外のニキビの種類と対処法

白ニキビが悪化すると、段階的に黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビへと変化し、それぞれ適切な対処法が異なります。
自分のニキビが今どの段階にあるのかを正しく見極めることで、ニキビ跡を防げるでしょう。
ニキビの種類 | 特徴と見分け方 | 主な対処法 |
---|---|---|
白ニキビ | ・毛穴に皮脂が詰まり、白くポツッと盛り上がった状態 ・痛みや赤みはない | 正しい洗顔・保湿、生活習慣の改善 |
黒ニキビ | ・毛穴の皮脂が酸化して黒く見える状態 ・痛みはないが目立ちやすい | ・白ニキビと同様のケア ・無理に角栓を取らない |
赤ニキビ | ・アクネ菌が増殖し炎症を起こした状態 ・赤く腫れて痛みがある | ・抗炎症成分配合の薬を使用 ・触らない・刺激を避ける |
黄ニキビ | ・化膿して膿が溜まった状態 ・ニキビ跡になりやすい | ・早急に皮膚科を受診 ・絶対につぶさない |
白ニキビや黒ニキビの段階なら、セルフケアで改善できる可能性があります。
しかし赤ニキビ以降は炎症を起こしているため、市販の抗炎症薬を使用するか皮膚科での治療が必要です。
特に黄ニキビまで進行した場合は、色素沈着やクレーター状の跡が残りやすくなるため、自己判断せずに早期に専門医へ相談しましょう。
専門家プロファイルでは、皮膚科医の蘇原しのぶさんが、実際の肌トラブルに関する悩みに回答しています。

高校2年生です。2週間ほど前から急に顔が荒れて痒みもあります。初めて化粧水などを試しましたが、逆に痒みが増してしまいました。アレルギー体質で、乾燥が原因なのかも分かりません。どうすれば良いでしょうか。

はじめまして、こんにちは。
皮膚というものは、外にでているものですから、ちょっとしたカサツキなどがあるところに、花粉だとかホコリがついたりするだけで、赤くなったりかゆくなったりします。
かゆみは我慢できないので、かいてしまいますよね?
そうすると、さらに皮膚が傷つきます。
普通の皮膚状態だったら、化粧品が合わないことがなくても、肌トラブルが起きている状態だと、化粧品は刺激になってしまい、アレルギーのもとになります。
皮膚科に一度いって、お薬をもらって、肌トラブルを治してから、化粧品をぜひ楽しんでください。
長引かせると、癖になったり、色が黒くなったり(色素沈着)してしまうこともありますよ。
ご参考になりましたら幸いです。
花粉の季節など、特定の時期に起こる肌荒れやニキビは、原因が分からず不安になることも多いでしょう。専門家プロファイルでは、今回のような肌に関する具体的な悩みを専門の医師に直接相談できます。
白ニキビを悪化させるNG行動4つ

白ニキビは適切にケアすれば跡を残さず治りますが、対処を間違えると赤く腫れたりシミのような跡が残ったりすることも。
ここでは、多くの方がやってしまいがちな4つのNG行動をご紹介します。
- 指や爪でつぶす
- 手でひんぱんに触る
- ゴシゴシと強く洗顔する
- ニキビを隠すためにファンデーションを厚塗りする
なぜこれらの行動が肌に良くないのか、一つずつ確認していきましょう。正しい知識があれば、きれいな肌を保つことができるはずです。
1. 指や爪でつぶす
白ニキビを自分でつぶすのはやめましょう。
指や爪で無理に押し出すと皮膚が傷つき、そこから細菌が侵入して炎症を起こします。赤ニキビや化膿した黄ニキビへと悪化するのです。
最悪の場合、クレーターのようなニキビ跡が残る可能性もあるでしょう。ニキビの炎症によって「炎症後色素沈着」と呼ばれる、シミのような跡が残るリスクも高まります。
特にアジア人の肌は、白人の肌と比べて色素沈着が起こりやすいので、丁寧なケアが欠かせません。
どうしても芯を取り除きたい場合は自己判断で触らず、皮膚科で「面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)」という清潔な器具を用いて処置してもらいましょう。
2. 手でひんぱんに触る
気になって白ニキビをひんぱんに触る癖があると、ニキビを悪化させる原因になります。
私たちの手には、目に見えない雑菌や細菌が数多く付着しており、何度もニキビに触れると雑菌が肌に移って肌荒れの原因になるのです。
また、触ることによる物理的な刺激も、ニキビの悪化につながります。
頬杖をつく癖がある方は、デスクに鏡を置いたり髪が顔にかからないようまとめたりするなど、物理的に触れない工夫を試してみましょう。
3. ゴシゴシと強く洗顔する
皮脂や汚れを落とすために、ゴシゴシと強く洗顔してしまいがちです。しかし、この過度な洗顔は逆効果となり、肌のバリア機能を破壊してしまいます。
バリア機能が低下した肌は、外部からの刺激に弱くなるだけでなく、水分の蒸発を防げなくなるため乾燥しやすい状態に。
肌が乾燥すると、補おうとしてかえって皮脂が過剰に分泌されます。
ニキビケアの基本は、たっぷりの泡をクッションにして、肌に直接指が触れないように優しく洗うことです。
洗顔料をしっかりと泡立ててから、肌の上で泡を転がすように洗いましょう。
4. ニキビを隠すためにファンデーションを厚塗りする
白ニキビを隠すためのファンデーションやコンシーラーの厚塗りは避けましょう。
ファンデーションの種類によっては油分が多く含まれており、毛穴を塞いでしまいます。
毛穴が塞がると皮脂はスムーズに排出されず、白ニキビの悪化を招きます。閉塞された毛穴の中は、ニキビ菌が増殖するのに最適な環境です。
新しいニキビの原因にもなるため、クレンジング不要で洗顔料だけで落とせるミネラルファンデーションのような、肌に負担の少ないアイテムを選びましょう。
Yahoo!知恵袋では、ニキビや毛穴を隠したいけれど、肌に負担をかけたくないという切実な声が見られました。

夜用ファンデーションについて。知っている方がいらっしゃったら教えていただきたいです。
私は小学生の頃から肌がすごく汚く、20代後半になった現在も広範囲の広がった毛穴やニキビ跡などですっぴんは悲惨です。
そこで夜にスッピンを見られたくない時などに、例えばメイク落としをする必要が無い、美容液のようなファンデーションはありますでしょうか?カバー力は少しでもいいんです。汚すぎる肌を少しでもマシに見せたいです。
よろしくお願いいたします。
引用:Yahoo!知恵袋
ニキビ跡などを気にして、夜ですら「すっぴんを見せたくない」と感じる方は少なくありません。しかし、肌への負担を考えると、どうすれば良いのか悩んでしまいますよね。一人で抱え込まず、肌質改善やメイクの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
自宅でできる白ニキビの正しいスキンケア

「白ニキビを治したいけど、どんなケアから始めればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は特別なことをしなくても、毎日のスキンケアを少し見直すだけで肌の調子は変わってきます。
ここでは、今日から始められる4つの基本ケアをご紹介します。
- 刺激の少ない洗顔料で優しく洗う
- 化粧水や乳液で保湿する
- ニキビ用の市販薬を使う
- 毎日紫外線対策を講じる
どれも難しくないので、まずは1つずつ取り入れてみてください。
刺激の少ない洗顔料で優しく洗う
白ニキビケアの第一歩は、正しい洗顔で肌を清潔に保つことです。
ただし洗いすぎは禁物です。洗顔は朝と夜の1日2回までとし、以下のポイントを意識しましょう。
- 洗顔料は泡立てネットなどを使い、きめ細かい弾力のある泡を作る
- たっぷりの泡をクッションにして、肌の上で転がすように優しく洗う
- 32~37度程度のぬるま湯を準備する
- フェイスラインや髪の生え際などにすすぎ残しがないよう20~30回を目安に丁寧に洗い流す
熱いお湯は肌に必要な潤いまで奪ってしまい、乾燥の原因となるため避けてください。
参照:日本化粧品工業会
化粧水や乳液で保湿する
洗顔後の肌は、水分がどんどん蒸発していく無防備な状態のため、1秒でも早く保湿しましょう。
乾燥によってバリア機能が低下すると皮脂の分泌を促されるため、白ニキビの原因となります。
化粧水でたっぷりと水分を補給し、乳液やジェルクリームなどでフタをしてうるおいを閉じ込めます。
スキンケア製品は、ニキビのもとになりにくいことがテストで確認された「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示されたものを選ぶのがおすすめです。
ノンコメドジェニックテストとは?
コメドと呼ばれるニキビの元ができにくいことをコメドジェニックテストで確認した処方のことです。
このテストでその効果が確認された商品には、「ニキビのもとになりにくい処方」又は「ノンコメドジェニックテスト済み」表示があります。
引用:資生堂
ニキビ用の市販薬を使う
セルフケアで白ニキビを改善したい場合、ニキビ用の市販薬を試してみるのも一つの方法です。
白ニキビには、毛穴の詰まりを解消する作用が期待できる成分を選びましょう。白ニキビ(コメド)の段階では、角質を柔らかくする成分を含む外用薬が特に効果的です。
代表的な有効成分と働きは以下のとおり。
有効成分 | 働き |
---|---|
サリチル酸 | 硬くなった角質をやわらかくし、毛穴の詰まりを解消する |
イオウ | 角質を軟化させ、皮脂を吸収する |
グリチルリチン酸 | 炎症を抑える(赤ニキビへの悪化予防) |
これらの薬剤を使用する際は、用法・用量を守り、清潔な手で気になる部分にだけ薄く塗りましょう。
肌に赤みやかゆみといった副作用が出た場合は、使用を中止してください。
毎日紫外線対策を講じる
紫外線対策は、夏だけでなく一年中するべき重要なスキンケアです。
美白のためだけでなく、ニキビケアにおいても必須。紫外線はニキビに悪影響を与えます。
紫外線を浴びた肌は、バリア機能が低下して乾燥しやすい状態です。

肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌につながり、白ニキビの間接的な原因となります。
さらに、紫外線は皮脂を酸化させ毛穴を詰まりやすくする性質もあるため、酸化した皮脂は固まりやすく角栓の原因になってしまいます。
外出する際はもちろん、窓から入る紫外線も肌には大敵です。
室内で過ごす日も「ノンコメドジェニックテスト済み」の日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
専門家プロファイルでは、スキンケアカウンセラー/美容液研究家の松原好克さんが、以下のような肌の悩みに関する質問に回答しています。

最近、顔にできたシミが気になっています。特に頬から目尻にかけて増えてきたように感じるのですが、スキンケアなどで改善することは可能でしょうか。どうにかならないか悩んでいるので、アドバイスをお願いします。

まず結論から申し上げますと、残念ながら目に見える形で現れたシミは、スキンケアや化粧品で消すことはできません。大変ショックかと思いますが、これが現実です。
どうしても消したいならば、美容皮膚科でのレーザー治療やピーリング治療で取り除くことになります。
できあがってしまったシミは消せませんが、化粧品で予防としての機能は十分あります。つまり、「これ以上シミを増やしたくない」「シミの進行を極力抑えたい」「シミができる前に防ぎたい」これがスキンケアの最大の役目だということを強く意識して下さい。
ここからがシミ対策ケアになります。
1.シミの原因になる紫外線を防御する
日焼け止め化粧品で、肌に吸収される紫外線を防ぐこと。
2.シミの元になるメラニンの生成を防ぐ美白化粧品を取り入れる
美白対策化粧品の多くが、メラノサイトに存在する「シミを作れ!」と指示を出すチロシナーゼを抑制して、シミの元になるメラニンを阻害します。
3.抑制しきれなかったメラニン色素を排泄するピーリングを取り入れる
ご自宅でできるホームピーリングも近年登場しており、継続的に行うことでシミ対策が可能です。
白ニキビの予防には紫外線対策が重要ですが、今回の事例のようにシミなど他の肌トラブルの原因にもなります。
自分の肌に合ったスキンケア方法を知りたい、専門的なアドバイスが欲しいという方は、専門家プロファイルで相談してみてはいかがでしょうか。
白ニキビを繰り返さないための3つの予防習慣

「スキンケアを頑張っているのに、白ニキビが繰り返しできる…」そんな悩みを抱えていませんか?実は、外側からのケアだけでは不十分な場合もあるのです。
ここでは、体の内側から肌を整える3つの習慣をご紹介します。
- 栄養バランスの良い食事を心がける
- 睡眠の質を高める
- ストレスを発散する
まずはできることから一つずつ取り入れてみてください。小さな積み重ねが、きっと肌の変化につながるはずです。
1. 栄養バランスの良い食事を心がける
私たちの肌は毎日の食事から作られているため、栄養バランスの偏りは、皮脂の分泌や肌のターンオーバーに直接影響を与えます。
白ニキビの予防には、特定の栄養素が欠かせません。
ビタミンB群は皮脂分泌のコントロール、ビタミンCは炎症の抑制、亜鉛は肌の新陳代謝に関わります。
おもに以下のような栄養素をバランス良く摂り、健やかな肌の土台を作りましょう。
積極的に摂りたい栄養素 | 主な働きと含む食品 |
---|---|
ビタミンB群 | 皮脂の分泌をコントロールする ・豚肉 ・レバー ・納豆 |
ビタミンC | 肌の炎症を抑え、コラーゲン生成を助ける ・パプリカ ・ブロッコリー ・キウイ |
ビタミンA | 肌のターンオーバーを促進する ・緑黄色野菜 ・うなぎ |
亜鉛 | 肌の新陳代謝を促す ・牡蠣 ・牛肉 ・チーズ |
一方で、食後の血糖値を急上昇させる高GI食品(白米、食パン、菓子類など)は皮脂の分泌を促すため、摂りすぎには注意が必要です。
玄米や全粒粉パンなどの低GI食品に置き換えるのがおすすめです。
2. 睡眠の質を高める
「美肌は夜つくられる」というほど、睡眠は肌の健康にとって大切な要素です。深い眠りに入っている間に成長ホルモンが多く分泌されます。
成長ホルモンは入眠後3~4時間の深い睡眠時に最も活発に分泌され、日中に受けた紫外線などのダメージを修復し、肌のターンオーバーを促します。
一方、寝不足が続く場合は古い角質が肌に蓄積してニキビが発生しやすくなる原因に。忙しい毎日で難しいかもしれませんが、まずは6時間以上の睡眠を目標にしましょう。
単に長く寝るだけでなく、特に重要とされる就寝後3時間の眠りを深くするため、寝る前のスマートフォン操作を控えるなどの工夫が大切です。
3. ストレスを発散する
日々のストレスがニキビの原因になることもあります。
ストレスを感じると、ニキビの原因となるホルモン「コルチゾール」が分泌されるため、溜め込まないことが大切です。
まずは週末に20分ウォーキングするなど、軽い運動から始めてみましょう。
ウォーキングやヨガといった、自分が心地良いと感じる運動を取り入れるのもおすすめです。
趣味に没頭する時間を作ったり友達と話したりすることも、心のバランスを整えストレス解消につながります。
Yahoo!知恵袋でも、ストレスが原因で肌荒れしてしまい、どうにか発散したいという切実な声が見られました。

ストレス発散方法を教えてください!
姉は激務の社会人で、まるで妹の私を使ってストレス発散をするかのように、ヒドい扱いをしてきます(;_;) 平日の夜、土日は悲劇です。。私はかなりの気にしいで、(改善したい)ちょっとの暴言でも悲しくなってしまいます
ストレスが溜まってどうにかなりそうです。肌荒れも突然多発してしまいました(T_T)
家でできることでも何でも良いので、教えてくださいm(_ _)m
引用:Yahoo!知恵袋
身近な人間関係のストレスは、一人で抱え込むと心身に影響を及ぼしてしまいます。もし自分に合ったストレス発散法が見つからない場合は、専門家に相談して、心の負担を軽くしてみてはいかがでしょうか。
白ニキビの大量発生に関するよくある質問

最後に、白ニキビの大量発生に関するよくある質問にお答えします。疑問をお持ちの方は参考にしてください。
小さな白ニキビは、ターンオーバーによって自然に排出され、治ることもあります。
しかし、数ヶ月以上同じ場所に留まる場合や皮脂の分泌が多い状態が続く場合は、スキンケアを見直したり皮膚科の受診を検討したりといった対処が必要です。
放置している間に炎症を起こして、赤ニキビや黄ニキビへと悪化するリスクもあります。
悪化すると、炎症後色素沈着やクレーターといったニキビ跡になる可能性も。
肌のターンオーバーを考慮すると、2週間以上改善の兆しが見えない場合は一度皮膚科で相談することをおすすめします。
白ニキビにかゆみをともなう場合、必ずしもアレルギーが原因とは限りません。
ニキビ自体が軽い炎症を起こしているサインであること、肌が乾燥してバリア機能が低下していることも考えられます。
肌が乾燥してバリア機能が低下すると、衣類の摩擦や髪の毛の接触といった、ささいな刺激にも敏感になってかゆみを感じやすくなります。
ただし、花粉や化粧品など特定の物質に触れて急にかゆみや赤みが出た場合は、自己判断せずに皮膚科で相談してください。
白ニキビと見た目が似ていて、間違えやすい皮膚トラブルもあります。代表的なものを以下にまとめました。
トラブル名 | 特徴 |
---|---|
稗粒腫(はいりゅうしゅ/ひりゅうしゅ) | 目の周りにできる1~2ミリメートルの白い粒状の塊で、毛穴に詰まった角質が原因 |
毛嚢炎(もうのうえん) | 毛穴の奥に細菌が感染して起こる炎症で、中心に膿を持つことがある |
汗管腫(かんかんしゅ) | 目の下にできるだいだい色~黄色味を帯びた平たいブツブツで、汗を出す管が増殖したもの |
脂腺増殖症(しせんぞうしょくしょう) | 皮脂腺が増殖してできる黄色味を帯びたドーナツ状の盛り上がりで、中高年に多い |
これらの見分けは難しいため、気になる症状がある方は専門医に相談しましょう。
白ニキビをできるだけ早くきれいに治すには、皮膚科などの専門医に相談するのが確実な方法です。
専門家なら、肌の状態やニキビの原因に合わせて、治療法の提案をしてくれます。
皮膚科では、以下のような診療を受けることができます。
診療の種類 | 主な内容と特徴 |
---|---|
保険診療 | 毛穴の詰まりを改善する塗り薬、炎症を抑える飲み薬が処方される |
自由診療 | ケミカルピーリングやレーザー治療、より積極的な治療法も選択できる |
オンライン診療 | 通院が難しい方向けに、スマートフォンで診察から薬まで処方される |
自己判断でケアを続けるより、複数の診療方法をあらかじめ把握しておくと良いでしょう。
まとめ
本記事では、白ニキビが突然大量発生する原因から正しいケア方法、そして予防法までを解説しました。
白ニキビはホルモンバランスの乱れや間違ったスキンケア、生活習慣など複数の要因が絡み合って発生します。
洗顔は泡立てネットを使い優しく洗う、保湿は1秒でも早く、市販薬は「ノンコメドジェニックテスト済み」を選ぶなど、正しいケアを実践することが大切です。
2週間以上改善の兆しが見えない場合は、早めに皮膚科へ相談しましょう。
もし、自分の肌質に合うケア方法がわからない、あるいは個別の肌悩みに合わせたアドバイスが欲しいと感じた場合は、専門家の知見を頼るのも一つの方法です。
白ニキビに関する悩みは、幅広い分野の専門家が回答する無料Q&Aが充実した専門家プロファイルを活用し、ぜひ気になることを質問してみてください。